レクサスISのカタログ燃費(WLTCモード)一覧
レクサスISの燃費性能を正しく評価するためには、パワートレインごとの特性を把握する必要があります。現行モデルはハイブリッド、直列4気筒ターボ、V型6気筒、V型8気筒という多様な選択肢が用意されています。
モデル・グレード | エンジンタイプ | 駆動方式 | WLTCモード燃費 |
IS300h(全グレード) | 2.5L ハイブリッド | 2WD | 18.0km/L |
IS300h(全グレード) | 2.5L ハイブリッド | AWD | 15.4km/L |
IS300(全グレード) | 2.0L ターボガソリン | 2WD | 12.2km/L |
IS350(F SPORT) | 3.5L V6ガソリン | 2WD | 10.7km/L |
IS500(F SPORT Performance) | 5.0L V8ガソリン | 2WD | 9.0km/L |
現行のIS300hは、低燃費と力強い走りを両立させるために、吸排気効率を高めた2.5L直列4気筒エンジンを採用しています。
【徹底検証】レクサスISの実燃費レポート
レクサスISの実燃費は、カタログ数値と比較して約7割から8割程度となる傾向にあります。特にハイブリッドモデルは、回生ブレーキによるエネルギー回収が効率的に行われる市街地走行において、ガソリン車との圧倒的な差が生まれます。
【走行シーン別】市街地・郊外・高速道路での実燃費目安
実燃費は走行環境に大きく依存します。特にストップ・アンド・ゴーが多い都市部ではハイブリッドの優位性が際立ち、一定速度で巡航する高速道路ではガソリン車の効率が向上します。
モデル | 市街地実燃費 | 郊外実燃費 | 高速道路実燃費 |
IS300h | 約14.5km/L | 約16.0km/L | 約17.5km/L |
IS300 | 約8.5km/L | 約11.5km/L | 約14.0km/L |
IS350 | 約7.0km/L | 約9.5km/L | 約12.0km/L |
※記載の実燃費はユーザーの声をまとめた他社サービス記載の実燃費をまとめた数値です。
年間1万キロ走行時のガソリン代シミュレーション
維持費の大部分を占める燃料代について、実燃費に基づいた計算を行います。IS300hはレギュラーガソリン、IS300/350/500はハイオクガソリン仕様となるため、単価の違いも維持費に影響します。
モデル | 使用燃料 | 推定平均実燃費 | 年間ガソリン代(1万km) |
IS300h | レギュラー | 15.5km/L | 約116,129円 |
IS300 | ハイオク | 11.0km/L | 約172,727円 |
IS350 | ハイオク | 9.0km/L | 約211,111円 |
IS500 | ハイオク | 7.0km/L | 約271,428円 |
※算出条件:レギュラー180円/L、ハイオク190円/Lで計算(2026年現在の想定価格)。
ライバル車種とどっちが良い?燃費性能・維持費を徹底比較
レクサスISが属するプレミアムDセグメントには、欧州の強力なライバル車が並びます。特にディーゼルエンジンやマイルドハイブリッドを搭載する欧州勢と比較すると、燃費数値の面ではISが劣るケースも見られます。
車種・グレード | WLTC燃費 | 推定実燃費 | 年間燃料代(1万km) |
レクサス IS300h | 18.0km/L | 15.5km/L | 約116,129円(レギュラー) |
15.3km/L | 14.5km/L | 約110,344円(軽油) | |
14.5km/L | 11.5km/L | 約165,217円(ハイオク) |
※記載の実燃費はユーザーの声をまとめた他社サービス記載の実燃費をまとめた数値です。軽油160円/Lで算出。
燃費効率や燃料単価の面では、ディーゼルエンジンを搭載するBMW 3シリーズの方が経済的であるといえます。しかし、レクサスISを選ぶ最大の利点は、国産ブランドならではの圧倒的な信頼性と、高いリセールバリューにあります。また、ハイブリッドシステム特有の静粛な発進加速は、欧州のディーゼル車では得られない上質なドライブ体験を提供します。
レクサス IS維持における今後の動向
2026年現在の自動車社会は、環境規制の強化とエネルギー価格の変動という二つの大きな課題に直面しています。ガソリン価格は地政学的リスクを背景に高止まりが続いており、維持費に占める燃料コストの割合は増加傾向にあります。
さらにレクサスISに関しては、純ガソリンモデル(IS300 / IS350 / IS500)が2025年11月をもって日本国内向けの生産を終了しました。今後はハイブリッドモデル「IS300h」への一本化が進む見込みです。これにより、ガソリンモデルは希少価値が高まり、中古車市場でのリセールバリューが強気で推移すると予想される一方、燃費性能の観点からは、維持コストの低いハイブリッド車への需要がさらに集中することが考えられます。原材料費の高騰による部品代の改定も続いており、点検整備を含めたトータルな維持管理の重要性が増しています。
レクサスISの燃費を向上させるための具体的なコツ
レクサスISの走りの質を維持しつつ、燃料消費を抑制するためには、以下の点に留意した運転が効果的です。
- ドライブモードの適切な選択: 通常の市街地走行では「ECOモード」を選択することで、アクセルレスポンスや空調が最適化され、無駄な燃料消費を抑えます。
- ハイブリッド特有の回生ブレーキ活用: 停止の際は早めにアクセルを離し、緩やかにブレーキを踏むことで、駆動用バッテリーへのエネルギー回収量を最大化させます。
- タイヤ空気圧の定期的な管理: ISの走行性能を引き出すためには適正な空気圧が不可欠ですが、空気圧の低下は転がり抵抗の増加に直結し、燃費を数%悪化させる原因となります。
- 不要な荷物の積載回避: 車両重量が重くなるほど、発進時のエネルギー消費量が増大します。特にコンパクトなISにおいて、トランク内の不要な荷物を整理することは実効性の高い対策です。
まとめ:レクサスISは燃費とパフォーマンスを両立した一台か
レクサスISは、特にハイブリッドモデルであるIS300hにおいて、スポーツセダンとしての卓越した走行性能と、日常使いに十分な低燃費を高い次元で両立しています。純ガソリンモデルの生産終了という大きな転換点を迎え、ISの価値は「燃費」という経済的な側面だけでなく、「希少なFRスポーツセダン」としての資産価値という側面でも再評価されています。レクサス独自のオーナーズケアを含めた信頼性を考慮すれば、ISは維持費以上の満足度を提供する、賢明な選択肢であると断言できます。
【出典】
- LEXUS 公式サイト(IS 車種情報・主要諸元表)
- 国土交通省(自動車燃費一覧)
- 経済産業省 資源エネルギー庁(石油製品価格調査)
- 一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(統計データ)


