ヴァンガードの買取参考相場と傾向
2007年に登場し、アクティブ&ジュエリーをテーマに高級クロスオーバーSUVとして販売されていました。三列シートを搭載して7人乗りのため、ファミリーにも人気のある車種です。2010年に一度マイナーチェンジが行われ、燃費やエクステリアのデザインについての見直しがされました。2012年9月には特別仕様車が登場し、このモデルが良く売れたため、現在の中古車市場でも多く流通しています。
買取相場は89~115万円となっており、傾向としてはあまり安定しておらず、現在はやや下降気味にあります。
10年落ち
2013年11月に販売終了したため、一番新しいモデルでも10年落ちとなっています。買取相場は56~87万円で、10年落ちにしては高く買い取ってもらえる傾向にあります。販売当時も大幅な改良がないまま継続して売れ続けていたこともあり、10年たった今でも人気は衰えていないようです。
13年落ち
買取相場は37~59万円となっています。13年ものとなるとそれなりに走行距離もありますでしょうし、劣化もしていますので、60万円弱で買い取ってもらえればラッキーといったところです。ただし、装備面は近代的なものも多いので、こまめな手入れをしているとプラスポイントとなることもあるでしょう。
16年落ち(初代)
買取相場は35~53万円となっています。初代のモデルのため、マイナーチェンジ前のものにはなりますが、大規模な改良が行われなかったので13年落ちのものとそこまで変わりません。ただ、走行距離があまりにも大きいとやはり価格は下がってくるので、早めに査定に出したほうが良いでしょう。
ここまで年式が経っていてもある程度の値段がつくことが多いので、売却されるか悩んでいる方は一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
ヴァンガードの買取時の注意点
ヴァンガードを買い取ってもらう際に注意しなければいけないのは、走行距離と年式とオプションの3つです。まず一般的に、走行距離は長ければ長いほど買取価格は低くなっていく傾向にあります。1万㎞、3万㎞、5万㎞と、大台に乗ると価格はだいぶ変わってきますので、大台に乗る前に売却に出すのが得策です。また、年式についても同じで、古くなればなるほど価格は下がってきます。特別仕様車など、数量限定のもので人気のあるものや、人気のグレードであれば、多少古い年式のものでも高い値段が付くこともありますが、基本的には車は月日が経つにつれ劣化していくので価格も下がってきます。また、モデルチェンジなどが行われると価格は下がる傾向にあるので、最新モデルであればあるほど価格は高い傾向にあります。そして最後にオプションについてですが、オプションは社外製のものより純正のものを付けているほうが好ましいです。なぜなら、社外製のオプションだと、その車の性能が十分に発揮できなかったり、保証期間が短い場合がありマイナスポイントとなってしまうからです。反対に、純正のオプションは、その車にあったオプションのためベストパフォーマンスを引き出したり、長期保証が付いているものがほとんどであるので、プラスポイントとなります。これら3つの項目を今一度確認して、査定に持っていくと良いでしょう。
ヴァンガードを高く買い取ってもらうコツ
ヴァンガードには様々なグレードやカラー、オプションがあります。その中でも人気のものを紹介していきます。
ヴァンガードの人気グレード
ヴァンガードにはいくつかの人気グレードがあります。代表的なものとして、240Sの特別仕様車、Sパッケージです。
・240S Sパッケージ・アルカンターラ リミテッド
一番人気のこちらのグレードはの買取相場は76~91万円となっています。
モデル末期に特別仕様車として設定されたグレードで、240S(2WD/4WD)をベースに、高級感をアップさせ、室内空間も上質に仕立て上げられています。Sパッケージに加えて、カラードオーバーフェンダー、標準タイヤ、専用のアルミホイール、フードモール、フロントグリル、サイドプロテクションモール、バックドアガーニッシュ(以上4点全てスモークメッキ加工)がエクステリアで標準装備されており、オレンジステッチ付きのアルカンターラR表皮の専用シートと専用センターコンソールボックス、専用の本革巻き3本スポークスステアリングホイール(オレンジステッチ付)、シフトノブ、シフトパネル、ドアスイッチベース(以上3点全て黒木目調加飾)がインテリアで標準装備されています。ボディカラーも専用で3色あります。
・240S Sパッケージ
買取相場は37~86万円となっています。
タイヤにはSパッケージ専用の235/55R18タイヤ&アルミホイールを使用しており、横滑り防止装置であるS-VSCや、坂道発進の際にブレーキペダルから足を離しても一時的に制動力がかかるヒルスタートアシストコントロール、雪道や悪路などの走行しにくい路面でスムーズに運転ができるダウンヒルアシストコントロールなど、様々な安全装備が標準でついています。リアドアとリアクォーター、バックドアはUVカット機能付きのプライバシーガラスで、フロントフォグランプやLED式テールランプで視認性も抜群です。室内装備には、本革があちこちで使用されており、ステアリングスイッチによって操作性も高くなっています。また、左右独立温度コントロールエアコンにはプラズマクラスター機能がついています。
ヴァンガードの人気カラー
ヴァンガードには様々なカラーが用意されています。その中でも人気のものを3つ紹介していきます。
・ブラック
どんな車種でも人気のある定番色の黒です。「ヴァンガード」という迫力のある名称にピッタリのワイルドさのあるカラーで、無難なカラーのため乗る場所や人を選ばないということで人気があります。
・ホワイトパールクリスタルシャイン
ブラックの次に人気があり、こちらも定番の白系カラーです。ブラックよりも上品さや高級感があり、ブラックが男性からの支持が多いのに対し、こちらのカラーは女性からの支持が多いようです。
・シルバーメタリック
こちらも定番のカラーであり、老若男女問わず利用できるため人気があります。黒や白のカラーと違って、傷などが目立ちにくいという点も人気の一つです。
ヴァンガードの人気オプション
ヴァンガードには様々なオプションを付けることができます。その中でも人気のものを5つ紹介していきます。
・ドライブレコーダー(TZ)
もしものトラブルの際に備えて付ける人が多いオプションです。360°カメラ+リヤドライブレコーダーであれば、360°全周囲と前方、後方の全てを同時に録画できます。
・後席ディスプレイ
後ろの座席に小さなお子様が座っているときに、好きなDVDを流したりして長時間の運転でも楽しんでもらえるようになっています。ナビ画面に映し出されるわけではないので運転の妨げにもなりません。
・ETC2.0ユニット
ほとんどの人が付けるといっても過言ではないオプションで、ETC機能はもちろんのこと、渋滞情報をキャッチして渋滞回避支援や安全運転支援のサービスなども受けることができます。
・フロアマット
車種専用設計のためフロアにピッタリと装着することが可能で、運転中にマットがずれたり浮いたりすることを防ぎます。また、難燃性、耐久性などの品質基準をクリアしており、3年6万㎞保証もついています。消臭・抗菌・抗ウイルス・抗アレル物質の機能も兼ね備えているので、安心して使うことができます。こちらも定番のオプションで、足元を華やかにするだけでなく、汚れや傷も防いでくれます。
・霜取りウォッシャー
冬の寒い時期の朝など、フロントガラスが凍ってしまいなかなか出発できないといったことがあった際に、あたたかいウォッシャー液ですぐに霜を溶かしてくれます。また再凍結してもすぐに使用できるため、運転中でも安心安全です。