ピクシストラックの買取参考相場と傾向
ピクシストラックは2011年からトヨタで販売されている軽トラックです。ベースはダイハツのハイゼットトラックとなっています。ピクシスシリーズは全てダイハツのOEM供給を受けている車で、人気のシリーズの一つです。現行モデルは2014年から販売されている2代目で装備などが簡素になりがちな軽トラックですが、充実した装備で人気を得ています。特にスマートアシストⅢが装備されている点は大きな魅力です。トヨタは国内最大の販売網を誇っているため、手に入れやすいのも魅力の一つです。そんなピクシストラックの買取価格についてみていきましょう。
3年落ち
3年落ちのピクシストラックの買い取り価格は、60〜70万円ほどとなっており残価率は60%程です。リセールはそこまで悪くないといえるでしょう。ハイゼットトラックのリセールと比べると劣ってしまいますが、OEM車でありながらこの残価率はなかなか健闘しているといえます。
5年落ち
5年落ちのピクシストラックの買い取り価格は47〜60万円ほどとなっています。残価率は40〜55%程となっています。やはり3年落ちと比べると買取価格は落ち込んでおり、平均的な中古車の価格の下がり方をしているといえます。
7年落ち
7年落ちのピクシストラックの買取価格は30〜45万円ほどとなっています。残価率は30〜40%程となっており、5年落ちからさらに価格が落ち込んでいます。
ここまで、ピクシスシリーズの買取相場について見てきました。買取相場がいいとは言いきれませんが、OEM車でありながらこのリセールはなかなか検討しているといえるでしょう。また、軽トラックの中古車需要はかなりあるため値崩れするようなことはありません。加えて、軽トラックは普通の乗用車と違って見た目を重要視されることがないので、多少傷があっても買い取ってもらえます。動けば良いという人も少なくないため、年式が古かったり走行距離が長くても買い取ってもらえます。もちろん、傷などが多いとここで示した相場より落ちてしまう可能性もあります。しかし、多少使い込んだ車両でも納得のいく買取が期待できるため、様子を見ながらご自身の都合の良いタイミングで売ることもできるでしょう。
ピクシストラックの買取時の注意点
ピクシストラックの買取価格は平均的な中古車のリセールですが、先ほど述べたように仕事で使う車のため状態が悪くても買い取ってもらえるという利点があります。しかしながら、ピクシストラックを売る際に気を付けておくべきことがあります。それはカスタムです。カスタム車両はご自身のお仕事では使えていても他のお仕事では使えないということもあったりします。その仕事にあったカスタムをしていると販売相手が限られてくるため買取が厳しくなったりします。そのためできるだけカスタムはしないようにしておきましょう。また、どこに売るかも重要になってきます。こういったトラックなどの商用車を扱っている専門の買い取り業者に依頼するようにしましょう。
ピクシストラックを高く買い取ってもらうコツ
ピクシストラック等の軽トラックは一定の需要があり、大幅に価格が下落するようなことはありません。状態が悪くても買い取ってもらえるのは軽トラックの嬉しいポイントです。しかしながら、少しでも高く売るためにご自身のお車のアピールポイントを見出だして他の車と差をつけておきましょう。軽トラックに最新装備などは必要ないといわれがちですが、ピクシストラックは装備が充実している点が魅力の一つです。そこで、高額買取されやすいグレードやカラー、オプションについて解説していきます。
ピクシストラックの人気グレード
・スタンダード
・スタンダード農用スペシャル
・エクストラ
以上の3つがピクシストラックの買い取り価格となっています。それぞれの特徴や買取価格の相場について解説していきます。
まず、スタンダードについて解説していきます。スタンダードはピクシストラックの最廉価グレードとなっています。スタンダードは2WDと4WDの2種類があり、また全グレードに標準装備されているスマートアシストを外すことも可能です。そのため、本当に価格を抑えて買いたい方に人気のあるグレードです。装備は最もシンプルですが、商用車として買う車でありそこまでの装備が必要ないという方が多いため全グレードの中でも特に人気の高いグレードです。装備がシンプルといいましたが、フロントウィンドウはUVカットガラスになっており、また上位グレードの装備はオプションでほとんどつけることができるため必要なものだけを選ぶことができます。買取価格は年式にもよりますが40〜70万円ほどです。
次は、スタンダード農用スペシャルについて解説していきます。名前の通り農業をする人のための農業用の車となっています。価格はスタンダードよりも高めに設定されています。スタンダード同様スマートアシストを外すこともできるため、農業用を買いたいけど価格は抑えたいという方は外されることを検討しても良いかもしれません。重い荷物に耐えるためのリヤ4枚リーフスプリングを採用し、悪路走破性を高めるためスーパーデフロックも採用しています。デフロックにもデメリットがありますが、畑道などの舗装されていない道路を走ることが多い場合はこちらの農用スペシャルを選択された方がいいかもしれません。買取価格は40〜70万円ほどです。
次は、エクストラについて解説していきます。エクストラはピクシストラックの最上級グレードとなっています。最上級グレードのため他のグレードよりも圧倒的に装備が充実しています。スタンダードとスタンダード農用スペシャルの装備に加えて電動格納式のドアミラーやプッシュボタンスタート、キーフリーシステムなどの最近の乗用車に搭載されている機能がエクストラには採用されています。また、格納式のテールゲートチェーンや撥水加工のフルファブリックシートなど荷物を運ぶうえでついていてほしい機能が搭載されています。加えて、メッキのフロントグリルなどエクステリアも若干レベルアップしています。ここまでの装備はいらないと感じるかもしれませんが、使いやすさは格段に変わってくると思われるためこちらのグレードを選択するのも良いかもしれません。買取価格は、40〜79万円ほどとなっています。
ピクシストラックの人気カラー
・ホワイト
・ブライトシルバー
・オフビートカーキメタリック
以上の3つがピクシストラックの人気カラーとなっています。特に標準色であるホワイトとブライトシルバーは圧倒的に人気です。商用車で使うため奇抜すぎるカラーは好まれない傾向にあります。しかしながら、ピクシストラックはカーキやブラック、オレンジなどのカラーを揃えている点も魅力の一つです。売ることを考えたら無難なホワイトかシルバーですが、好きな色を選択されるのも良いかもしれません。
ピクシストラックの人気オプション
・省力パック
こちらはエクストラには標準装備されている機能です。キーフリーシステム、電動格納式ドアミラー、パワーウィンドウ、プッシュボタンスタート、パワードアロックの5つの機能がついてきます。乗り降りや発進をスムーズにすることができるためおすすめオプションです。
・ストロング防錆
軽トラックには外せないオプションです。標準でサビの長期保証がされていますが、サビる前に対策をしておくことも大切です。荷物を大切に扱うためにも必要ですし、きれいな状態を保って買取の際にボロボロの状態で出すことがないようにしておきましょう。
・ゲートプロテクター
荷物の積み下ろしの際に車、荷物両方を傷つけないためにもゲートの上部を保護しておきましょう。
・ウィング幌
悪天候から荷物を守るために必須のオプションです。両サイド開閉可能なウィングが日よけになるため、軽トラ市などで活躍すること間違いなしです。
・デッキマット
積み荷でデッキを傷つけないためにも必要なオプションです。積み下ろし時の衝撃を和らげてくれます。