ハリアーハイブリッドの買取参考相場と傾向
ハリアーハイブリッドの買い取り価格相場ですが、2023年7月現在から遡って比較すると全体的に下落の傾向にあります。しかしながら、この価格の変動は時勢による影響が大きく、車そのものの人気に左右されているものではありません。価格が下がり始める前は、異常なほどに中古車価格が高騰していたことが要因です。
感染症拡大における世界的な半導体不足による新車生産量の減少とそれにともなう中古車不足と価格の高騰によって、状態の良い中古車は新車以上の価格で買い取りされるというケースも散見されていました。
特にトヨタのSUV車種は国内外問わず人気が高く、ハリアーハイブリッドもその例に漏れず、中古車の価格が高い状態が続いており、それにともなって買い取り価格も高くなっていたという実状があります。
他の車種では新車価格を遙かに超える価格で取引されたケースもあったようですが、ハリアーハイブリッドも一部の買い取り事例では、新車購入価格並みの査定額となったケースもあるようです。従って2023年以降の買い取り価格の値下がりは、価格の下落と取るよりも価格が正常な値に落ち着き始めたと考えるべきでしょう。
4代目モデルの発売は2020年4月からであり、2023年7月現在では初回の車検を迎える個体も現れ始めています。これは中古車の買い取り価格が最初の下落を迎える時期と重なっているため、同じ年式でも登録した月によって買い取り価格も左右されます。
高価買い取りを考えるのであれば、どの年式も車検を迎える前、つまり満3年を迎える前に査定に出すことが望ましいです。4代目モデルを買い取りに出すことを検討している人は、車検の時期に注意しましょう。
フルモデルチェンジ前のモデルは、現行モデルと比較すると査定価格が大きく下がるのが一般的です。ハリアーハイブリッドについては、慢性的な中古車不足と高いSUV人気が後押ししたためか、先代モデルでもそこまえd大きな下落は起きていません。年式相応に価格が下がっていると考えることも可能です。
3代目モデルは2013年から2020年まで発売されていた、息の長いモデルです。しかしその全てが買い取り価格の下落を免れているというと、決してそうではありません。査定に出した年から起算して5年落ち、7年落ちのタイミングで買い取り価格の下落が生じます。
300万円台で売れていた車も、年式が経過するととも
ハリアーハイブリッドの買取時の注意点
ハリアーハイブリッド買い取りの注意点ですが、年式が新しい個体の場合は車検を迎える前に査定に出すことがおすすめです。一般に中古車の買い取り価格は、車検のタイミングで大幅な値下がりが起きます。
ハリアーハイブリッドにおいては下がり幅はそれほど大きくありませんが、査定に出す時期によって価格が左右されるのであれば、早めに買い取りに出すに越したことはありません。継続車検の受験が可能になる、初年度登録から2年と11カ月を迎える前に買い取りを検討しておきましょう。
この他に注意するべきポイントとしては、車の内外装の状態をきれいに保つことです。高価買い取り事例において取引された車は、座席にカバーを式、ナビなどに付いている保護シートも剥がさずに使用していたようです。
それほどまでに、車の内外装の状態に気をつけることで高価買い取りへと結びつきます。最低でも、査定前に洗車と清掃はしておきましょう。
ハリアーハイブリッドを高く買い取ってもらうコツ
ハリアーハイブリッドは、トヨタが発売しているクロスオーバーSUVである、ハリアーのハイブリッド仕様です。
ハリアーハイブリッドの2代目までは、ガソリン車モデルと別の独立した車種としての扱いでしたが、2013年以降の3代目からはハリアーと統合。ハリアーにおけるハイブリッドグレードとしての立ち位置で販売され続けています。
トヨタのSUVは総じて人気が高いですが、ハリアーは居住性に優れた高級クロスオーバーSUVとして設定され、悪路走破よりも居住性に重きが置かれています。
人気が高い車種ですから、中古車市場でも高い人気を保持し続けています。新しい年式は高価買い取りが大きく期待できる車種です。
ハリアーハイブリッドの人気グレード
ハリアーハイブリッドの人気グレードですが、2023年現在では最新モデルに当たる2020年式の4代目で設定されているグレードが中心です。また、先代モデルに当たる3代目モデルからも1つ、高い人気を保ち続けているグレードがあります。それは次の5つです。
Zレザーパッケージ
Z
Gレザーパッケージ
G
プレミアム アドバンスドパッケージ
この内、プレミアムアドバンスドパッケージのみが3代目モデルに設定されているグレードで、他のグレードは4代目モデルのグレードです。買い取り相場については、Zの二つが400万円を超える価格となっており、その他のグレードは340万円から390万円程度となっています。
中古車市場における大衆車は、基本的に年式が新しい車に人気が集中します。ハリアーハイブリッドの場合、現行モデルに当たる4代目で設定されているグレードに人気が集中していますが、これはどのグレードも快適装備が充実している新しい車だからです。
しかしながら、4代目モデルではエントリーグレードに位置するSにあたっては中古車市場であまり見かけないグレードで、人気もそれほど高くありません。これはエントリーグレードゆえに現代の車で求められている快適装備の多くがオプション扱いであり、必ずしも装着されているとは限らないことが要因でしょう。
その代わりに人気を集めているのが、先代モデルにおける最上級グレードに当たるプレミアムアドバンスドパッケージです。プレミアムアドバンスドパッケージは同期モデルの下位グレードと比較して、レーザークルーズコントロールやパノラミックビューモニターなどの快適装備を惜しみなく搭載。上質な居住空間を作り出しました。
Gグレードは、ハリアーハイブリッド4代目モデルにおけるスタンダードなグレードです。下位のエントリーグレードに位置するSと比較すると、運転席パワーシートや外装のメッキパーツ、ヘッドライト、UVカットガラスなど、快適装備の充実度に大きな差が生じています。
GとZを比較すると、メーカーオプションで設定できるナビのグレードが上位のものになる他、アルミホイールやルーフスポイラーの仕様が特別なものになったり、運転席のメーターが7インチから12.3インチに拡大したりと、随所に上位グレードらしい装備が備えられています。
レザーパッケージではシートが本革仕様になっている他にも随所にZ以上の快適性をもたらす装備が追加されました。さらに上位にはPHEVが設定されていますが、純然たるハイブリッド車としては、Zレザーパッケージが4代目ハリアーハイブリッドにおける豪華仕様の完成形といえるでしょう。
なお、Gのレザーパッケージはマイナーチェンジの際に廃止されているので、新たに入手するには中古車しか手段がありません。
ハリアーハイブリッドの人気カラー
ハリアーハイブリッドの中古車で出ている車体のカラーは9割以上がホワイトかブラックのどちらかとなっています。
レッドやブルーなどのカラーも新車のラインアップには含まれているのですが、中古車の買い取り実績や販売されている中古車を見ると、ホワイトとブラック以外のカラーを見かけることはほとんどありません。
ハリアーのコンセプトは、上質でエレガントな車として高級感を前面に押し出しています。公式サイトで掲載されている写真を見ても、原色系のように目立つ色ではなく、ブラックやホワイトのように落ち着いた色ばかりです。
このことからも、メーカー側もハリアーに合うカラーの方向性をある程度定めていることが窺えます。
ハリアーハイブリッドの人気オプション
ハリアーハイブリッドでよく選ばれているオプションは次の5つです。
調光パノラマルーフ
パノラミックビューモニター
パーキングサポートブレーキ+ブラインドスポットモニター
置くだけ充電
アクセサリーコンセント
特に人気が高いのが調光パノラマルーフで、室内を明るく照らすことができるとしてファミリー層からの支持も集めています。電動での開閉ができる他、調光機能も搭載しており、シェードが空いているまま入ってくる光の量を調整できます。
パノラミックビューモニターは、車体を上から見るような支線に映像を映し出せる安全性能装備です。パーキングサポートブレーキ+ブラインドスポットモニターは後方の安全確保を補助するオプションで、自分の目の届かない危険から身を守るものとして選ばれています。どちらも一部のグレードでは標準装備です。
スマートフォンの置くだけ充電に対応した充電ポートを設置することも可能で、対応したスマートフォンを持っているユーザーの多くはオプションで選択しています。
アクセサリーコンセントは、ハイブリッド車であれば出力1500Wに対応可能。アウトドア用途との相性に優れている他、災害時などの非常用電源として装着する人も増えています。