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FJクルーザー(トヨタ)の買取相場・査定価格
FJクルーザー(トヨタ)の買取実績や年式・走行距離・グレードごとの相場価格をご覧いただけます。

トヨタ FJクルーザーの買取参考相場
69.0万円 〜 561.1万円
| 下取り価格 | 62.8万円 〜 533.0万円 |
| 年式 | 2011年 〜 2018年 |
| 走行距離 | 10,000km 〜 150,000km |
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FJクルーザーの買取参考相場と傾向
トヨタFJクルーザーは、2010〜2018年の間に販売されていたSUVです。現在は販売が終了しており、新車として手に入れることができません。つまり、入手しようと考えた場合、流通量がわずか400台程度しかない中古車に頼るほかない状態です。
一方で、現在でも熱心なファンは付いています。そのため、現在は供給に対して需要が過剰に多い状態が続いており、15年以上前に登場したモデルとしては異例とも呼べる、高値の買取相場を維持し続けています。多少状態が悪くても十二分に高い査定額を狙えるため、多少年式が古かったり、走行距離が多少長かったりしても、売却を諦める必要はまったくありません。
発売直後である2010年式~2013年式のモデルは比較的流通台数が多く、全体の6割がこの4年間の年式です。2012年と2013年は、各年にマイナーチェンジが行われていたことも、流通台数が多い原因の一つでしょう。買取相場の目安は77〜488万円程度で、新車価格は高くても350万円を下回っているため、比較的古い年式であっても需要が大きいことがうかがえます。
一方、2014~2018年に発売されたクルマは、流通台数に関しては中古車全体の4割程度を占めるに止まっています。マイナーチェンジは2014年にも行われましたが、結果としてこれが最後の改良になりました。発売期間としては前者より長いのに対し、流通台数は少ないため、相対的に希少であることがうかがえます。年式も新しいため、買取価格相場は109~600万円程度となっており、前者よりさらに高い査定額が見込めます。
走行距離の影響も少なくないため、考慮しておきましょう。5万km以内のクルマの場合、具体的な買取相場の目安は120~613万円であり、高額査定が期待できます。~11万kmになると、買取相場は109~481万円ほどになり、500万円以上にのぼるケースは多くありません。それ以上の走行距離になると買取相場は52~353万円となり、高いリセールバリューでは、あるものの価格帯がぐっと下がってしまいます。
まとめると、供給の過剰な少なさから安定して高値が付きやすいのがFJクルーザーの特徴ですが、年式や走行距離の影響がまったくないわけではありません。現在査定を考えている場合は、年式や走行距離が伸びてしまう前に、少しでも早く査定に出すのをおすすめします。
なお、グレードによる影響が少ないのも、FJクルーザーの特徴です。いずれのグレードでも、価格帯は安定した高値を維持しているため、グレードを気にして高額査定を諦める必要はありません。
2010年式FJクルーザーの相場
2010年式FJクルーザーの相場は、89〜457万円程度です。FJクルーザーは2010年の12月から発売されたため、実際に販売されていた最初期のクルマの多くは、実質2011年に入ってから流通し始めました。FJクルーザーとしては最初期のクルマということになり、現在15〜14年落ちです。そのため、輸入車などの特例を除き、これより古いクルマは無いということになります。
しかし、そこまで古いクルマであっても、状態が良い場合の買取価格は、新車の価格を上回っています。状態が悪くとも90万円近くの値になるケースは多く、新車価格の25%に届いているため、リセールバリューはかなり高いといえます。
ただし、新しいほうが、より高値が付きやすいのも事実です。また、現在は需要が大きいため高額査定になりやすい状態ですが、将来的にもこの状態が続くとは限りません。そのため、年式が古かったとしても売るつもりがあるのであれば、早めに査定に出すことをおすすめします。現段階で査定に出せば、多少状態が悪くても比較的良い値が付きやすいでしょう。
FJクルーザーの豆知識
元々FJクルーザーは、国外で販売されていたクルマでした。「Rugged & Freedom ~すべてはクルマを楽しむために~」をコンセプトに、2003年のデトロイトモーターショーで発表され、3年後の2006年より北米で販売がスタートしました。その際、個性的なデザインと、本格4WDとしての高い走行性能より、北米で好評を博しています。
そして、北米での人気の高まりを受け、2010年から日本国内でも販売がスタートします。オフロードらしさを前面に押し出したデザインや、見た目に恥じない走破性から、国内でもファンの支持を得ました。しかし日本では、燃費性能がやや低いことや道路に対する車体の大きさなどの理由から、全体としての人気は低迷気味となりました。結果として、発売から7年後の2017年には、国内販売終了となっています。
FJクルーザーの概要
FJクルーザーは、4つの大きな特徴を兼ね備えています。具体的には「デザイン」「走破性」「優れた室内空間」「カスタマイズ性」です。
外装デザインは特に個性的であり、直立フロントウィンドシールドガラスや丸目ヘッドランプなどを施した、独特の外装となっています。この強い個性が光るデザインも、現在までファンの心を掴んで離さない魅力の一つでしょう。
走破性も大きな特徴です。北米では高い走行性能が評価されており、国内向けのクルマでもその点は引き続き重視されています。V6・4.0Lガソリンエンジン搭載で馬力があることにくわえ、作動・非作動を任意で操作できる4WD機構が実装されており、オンロードからオフロードまで、場面を問わず高い走行性を維持できます。
さらに、アウトドアでの使用を想定して、ラゲージスペースは広めに取られているため、利便性が高いのも特徴です。仕様もアウトドアを想定しており、防水・撥水ファブリックシートやラバー調素材のフロア&デッキカーペットが装備されているなど、汚れにくく掃除しやすい室内空間が実現されています。
また、自分好みのクルマに仕上げられる高いカスタマイズ性を備えています。販売当初からトヨタ純正用品、およびモデリスタ用品などから好みのパーツを選んだうえで見積できたため、カスタマイズしているユーザーは少なくありませんでした。そのため、FJクルーザーの場合、カスタマイズが一概に低評価につながるとは限りません。パーツが純正品かモデリスタ用品であれば、カスタムがむしろ高評価につながるケースもあるでしょう。
FJクルーザーを高く買い取ってもらうコツ
FJクルーザーを高く買い取ってもらうコツは、年式とクルマの状態の良し悪し、およびオプションに注意することです。どちらも、一般的に車種を問わず影響を与える要素ですが、FJクルーザーでは特に重要視されます。
FJクルーザーは、古い年式でも一定のリセールバリューが見込めるモデルです。とはいえ、新しいに越したことはなく、古いものよりは新しいほうが、査定額が高くなる傾向にあります。ひいては、売却予定がある場合、早めに査定に出してしまうのが重要といえます。むやみに年式を重ねても、プラスに働くことはないでしょう。
また、クルマの状態の良し悪しも重要です。FJクルーザーはオフロード車であるため、少々の傷や汚れはユーザー側も仕方がないと許容できますが、それでもきれいであるに越したことはありません。また、いかにアウトドア用のクルマでも、あまりに大きな傷などは減点になってしまいます。そのため、日ごろの手入れが重要になってきます。汚れたらこまめに拭いたり、悪路を走った後はその都度傷について確認したりなどして、きれいに保つ努力をしていれば、高額査定につながるでしょう。
内装の状態も確認しましょう。FJクルーザーは防水仕様です。そのため、ドライバーがウェットスーツやレインコートを着たまま乗車してシートなどが濡れても、低頻度であれば問題はありません。しかし、長年そのような乗り方ばかりしていると、防水仕様といえどシートにダメージが蓄積し、劣化していってしまいます。シートを濡らすのはやむを得ない場合だけにし、きれいに乗れる状況の時はきれいに乗っておくのがポイントです。
オプションについては、人を選ばない快適装備や、オフロードらしさを強調できるパーツが人気を集めています。例えばカーナビゲーションやETCなど、今や必須といえる装備が付いており、問題なく動けば喜ばれるため、加点になります。また、クロールコントロールやサイドステップ等はオフロードならではの装備であり、クルマの魅力がより強調されるため、人気です。
FJクルーザーの人気グレード
FJクルーザーの場合、査定においてグレードを過度に気にする必要はありません。いずれのグレードであっても、高いリセールバリューを維持している点は変わらないためです。
基本的にはモノグレードで展開しており、カラーパッケージやオフロードパッケージなどのパッケージ違いが別グレードとして設定されています。ただし、価格帯はいずれも70~500万円程度で共通しているため、グレードによる差異は少ないモデルといえます。
しかし、中でも飛びぬけて高いリセールバリューを誇るグレードがあります。それが、2017年に販売された「ファイナルエディション」です。
ファイナルエディションは限定1,000台という設定で発売され、サイドステップが標準装備になっていたり、ホイールが20インチになっていたりと、さまざまな部分で通常グレードとの差別化が図られています。カラーがベージュでまとめられている点も特徴で、外装だけでなく、内装もベージュをベースカラーにされています。新車価格は349.2万円でした。
一方、ファイナルエディションは、中古車の販売価格がおよそ289万〜521万円にのぼっています。
確かに標準グレードよりも各部位がグレードアップしています。しかしそれ以上に、希少性が高くプレミア感があるという部分が、リセールバリューを押し上げています。また、発売が2017年であり、FJクルーザーとしては比較的年式が新しい点も理由でしょう。
FJクルーザーの人気カラー
FJクルーザーの人気カラーは以下のとおりです。
- ホワイト
- ブラック
- ベージュ
ホワイトやブラックなどの無難なカラーは、乗り手を選ばないため高い人気を誇ります。FJクルーザーも例に漏れず、ホワイト・ブラックが高い人気を博しています。
くわえて、アウトドア感の高いベージュ系のカラーも人気です。FJクルーザーにおいてベージュは、標準カラーであるツートーンベージュと、ファイナルエディション限定色のベージュの2色です。ただし、後者のカラーはグレードと完全に紐づいているため、標準グレードのベージュは実質ツートーンベージュのみとなります。
また、ブルーやイエローなどのカラーも、ベージュにはやや劣るものの人気があります。
なお、FJクルーザーの場合、オプションカラーはパッケージオプションに含まれています。初期からカラーパッケージグレードが展開されているほか、レッドとブラックのカラーパッケージグレードも新登場の翌年に発売されました。カラーパッケージでは、単にボディカラーが変わるだけでなく、内装のカラーやシートの仕様などが変化しています。

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