XVの買取参考相場と傾向
スバルXVはスバルが生産・販売するコンパクトクロスオーバーSUVです。インプレッサのクロスオーバーとして、2010年に誕生しました。初代の名前はインプレッサXVです。2022年の9月には、今回のフルモデルチェンジを機に「スバルXV」からグローバル車名であった「クロストレック」に名前を統一することが発表されました。名前は変わったものの、新型が発売されることが決定し注目を集めています。そんな今大注目のスバルXVの買取相場を見ていきましょう。
3年落ち
2017年から発売されている3代目の後期モデルが該当するゾーンです。3代目は「FunAdvennture」をコンセプトに洗練されたデザインと高い安全性能、SUVとしての走破性を兼ね備えたクロスオーバーSUVとして開発されました。2018年には改良モデルが発表されており、「e-Boxer」搭載のAdvanceグレードも発表、2019年10月にも改良モデルが発表され2.0L車は全グレード「e-Boxer」搭載車となりました。短期間のうちに改良モデルが発表されグレードの追加や性能面の向上が見られるため、買取価格も同じ3年落ちでも少々異なってきます。特にグレード違いは大きく、上位グレードでかつ性能が新しいものだと200万円弱で取引されており、下位グレードで性能が劣るものだと100~160万円での取引がなされています。
5年落ち
2017年から発売されている3代目の前期モデルが該当するゾーンです。同じ3代目のモデルですが、2018年、2019年に改良が施されているため3年落ちよりも少々性能が劣っています。そのためか、全体的な買取価格は少し落ち込みます。しかし、同じグレード、同じ性能のものであれば3年落ちのものと買取価格はほとんど変わりません。年式よりも走行距離や状態によって、値段が決まっている印象です。そのため、買取価格は3年落ちと変わらず約100~160万円となっています。
7年落ち
2代目の後期型が該当するゾーンです。2代目からは、スバル初となるハイブリッドシステムが投入されました。しかしながら、燃費面での性能は思ったような性能は出ていなかったようです。エクステリアは3代目のクロスオーバーのエクステリアとほぼ変わらず、3代目の基礎を築いた車といえます。古いモデルであるため買取価格は落ち込みますが旧モデルでありながらなかなかの残価率です。買取価格の平均は80万円ほどです。また、いくつかグレードがあるにもかかわらずグレードごとの買取価格の開きはそこまで大きくないという印象を受けました。
XVの買取時の注意点
3代目のXVの買取時に注意すべきなのは、走行距離です。年式には左右されませんが走行距離で値段が決まっている印象ですので、走行距離が短いうちに売りに出すことをお勧めします。
2代目のXVは、古いモデルになるためどんどん価格が落ち込んでいます。また、2022年の9月には、4代目の発表もされているためさらに価格が落ち込むことが予想されます。これに関しては3代目も同様です。いずれにせよ、3代目2代目ともに少しでも高額での買取を目指すなら、買取をお早めに検討されたほうがいいでしょう。
また、スバルXVは、伝統を重視したデザインであり流行に流されないデザインを好む人が購入する傾向にあります。カスタマイズはあまりせず、ノーマルな状態を保っている方がいいでしょう。
XVを高く買い取ってもらうコツ
人気のグレードやカラー、オプションなどがあります。
それらを以下で紹介していきます。
XVの人気グレード
1.6i アイサイト
1.6i-L アイサイト
2.0e-L アイサイト
2.0e-S アイサイト
アドバンス
スバルXVの人気グレードは以上の5つです。エントリーグレードが1.6i アイサイトで、最上級グレードがアドバンスです。買取価格もグレードが上がると高くなっています。それぞれのグレードの特徴と買取相場について解説します。
エントリーグレードである1.6i アイサイトtは、最も手が出しやすいモデルです。エントリーグレードでありながら、「ツーリングアシスト」などの運転支援機能が搭載されています。しかしながら、快適性などは他のグレードより劣っているため、買取価格は比較的安くなっています。平均買取価格は130万円ほどです。
その次にグレードが高いのが、1.6i-L アイサイトです。1.6i-L アイサイトからは「X-mode」が
搭載されます。これは、悪路走破性を高めたもので雪道などの走りにくい場所でもスムーズに運転することができる機能です。加えてマルチファンクションディスプレイやパドルシフトが追加され走行性能が格段に向上しています。そのため、平均買取価格は先ほどより少し向上し150万円程です。
その次にグレードが高いのが、2.0e-L アイサイトです。ここからのグレードはすべてハイブリッド車になります。前の二つのグレードよりも快適性がかなり向上しています。フロントガラスは遮音ガラスになり、キーレスアクセス&プッシュスタートが標準装備となっています。ハイブリッド車ということもあり、平均買取価格は170万円ほどです。
その次にグレードが高いのが、2.0e-S アイサイトです。2.0e-S アイサイトからは「クリアビューパック」が標準装備となり、優れた視認性が確保されより快適な運転を実現しています。ホイールがインチアップし、アルミホイールを採用しています。そのため、エクステリアの格好良さがさらに増しています。平均買取価格は180~200万円ほどです。
そして、最上級グレードがアドバンスです。アドバンスは、エクステリアの魅力が大幅に向上しています。LEDランプに光輝プロジェクターリングが組み合わされ、よりスタイリッシュで引き締まった印象になっています。他にも装飾が施され最上級グレードらしい上品なモデルとなっています。平均買取価格は200万円以上です。
XVの人気カラー
・クリスタルホワイトパール
・クリスタルブラックシリカ
・クールグレーカーキ
やはり、定番の白と黒が大変人気です。クリスタルホワイトパールは有償色で3万3千円となっており、リセールバリューの高いカラーです。この中で特徴的なカラーがクールグレーカーキです。グレーとカーキという配色で名前を聞いただけでは想像しづらいカラーですがブルーっぽく見える独特なカラーです。汚れに強くこちらもリセールバリューが高いカラーです。
XVの人気オプション
・アドバンスセーフティパッケージ
スバルリヤービークルディクション、自動防眩ルームミラー、ハイビームアシストが搭載されるオプションです。スバルの安全性能は世界トップクラスであり標準装備でも十分な安全が確保されていますが、オプションでさらに安全性能を高めておくことで安心安全なドライブを楽しめるようにしましょう。
・スタイルアップパッケージ
スバルXVはアウトドアなどを楽しむドライバーにも人気の車です。アウトドアに出かける際は複雑な道を通ることもあるでしょう。そんな時に、車体を保護してくれるサイドアンダーパネルをつけておくと安心でしょう。そういったより快適なドライブを実現するのがスタイルアップパッケージです。
・アイサイトセイフティプラス
自動ブレーキ、レーンキープ、ACCなど快適な運転環境を提供してくれるオプションです。こういったオプションがあることで運転が苦手な人でも安心して運転することができるでしょう。
・ナビパック
純正のナビ、リヤビューカメラ、ETCの3つがまとめてついてくるオプションです。高額買取を目指すなら、ナビやカメラなど純正のものをつけておくようにしましょう。
・ルーフレール
アウトドアを楽しむドライバーに人気の車だからこそついていると嬉しいオプションです。ルーフレールをXVに装着すると車の上にも荷物を積むことができ、キャンプに出掛けた際にはテントを括りつけることもできます。