アクセラスポーツの買取参考相場と傾向
マツダ アクセラスポーツは、2003年に初登場したグローバル戦略車で国内だけでなく海外でも大変人気の高い車種です。しかしながら、2019年に販売が終了し、現在のMAZDA3へと引き継がれました。
走りの良さをテーマとしているアクセラスポーツは、特に海外人気が高くヨーロッパの方では受賞歴もあります。日本では、MAZDA3という名前に変更になってしまいましたが、ヨーロッパでは当初よりこの名前で販売されてきました。名前は変わってしまいましたが、今でもマツダの代表となる車の一つです。
多くの人に親しまれてきたアクセラスポーツの現在の買い取り相場を見ていきましょう。
3年落ち
3代目の後期型が該当するゾーンです。グレードなどにもよりますが、大体90万円程度で取引がされています。中には100万円を超えるものも見受けられました。アクセラスポーツはガソリン車とディーゼル車の2つにわかれるため、それらによっても買取価格が異なります。2017年にマイナーチェンジが行われ、「i-ACTIVSENSE」の標準装備化が実施されました。そのため、それ以前の車体よりも格段に安全性能が上がっています。年式も新しく、最新の安全装備が備わった車であるため、買取価格は高めです。
5年落ち
3代目の中期型が該当するゾーンです。先述した通り、2017年にマイナーチェンジが行われているため、アクセラスポーツの最新モデルに当たります。そのためか、5年落ちと3年落ちを比較してみたところ、買取価格に変化は見られませんでした。大体70~90万円程度で取引がされています。3年落ちと比べると少し価格が落ち込みますが、100万円以上で取引されているものもあるため、需要のある車であるといえます。
7年落ち
3代目の前~中期型が該当するゾーンです。2015年にも安全性能を中心にマイナーチェンジが行われています。年式も落ち込み、安全装備も最新ではないためか、買取価格は減少してしまいます。大体50~70万円での取引がなされています。しかしながら、7年落ちにもかかわらず残価率は50%以上となっており、安定した人気のある車であるといえます。
このことから、アクセラスポーツは3~5年落ちは、年式はあまり関係なくグレードや走行距離などの状態で買取価格が決まり、7年落ち以降は年式なども関係し価格がかなり落ち込みますが、全体的に残価率が高めだということができます。しかしながら、アクセラスポーツとしての販売は終了し、MAZDA3に引き継がれているため今後価値が下がっていくことも考えられます。そのため、中古車市場での動向を見ておく必要があるでしょう。
アクセラスポーツの買取時の注意点
2017年以前のアクセラスポーツは、走行距離など関係なく買取価格がかなり落ち込んでいます。そのため、2017年以前のアクセラスポーツをお持ちの方は、お早めに買取をご検討ください。
2017年のマイナーチェンジ以降に販売された車に関しては年式はあまり関係なく、走行距離や車の状態が高額買取の重要な要素となります。少しでも高く売れるよう良い状態を保っておきましょう。
しかしながら、MAZDA3の登場などによる影響か全体的に買取価格は落ちていっています。今後買取価格が上がる可能性は見込まれないため、どの年式であってもなるべく早いタイミングで売ることをお勧めします。
アクセラスポーツを高く買い取ってもらうコツ
アクセラスポーツは、海外での受賞歴などもある大変優秀な車ですが、現在は販売も終了し、新しいモデルに引き継がれているため買取価格は下降傾向にあります。
しかしながら、まだまだ100万円以上の買取が見込める車でもあります。そこで特に重要なのが、どのグレードなのかという点とディーゼル車かというところです。アクセラスポーツにはいくつかのグレードがあり、それによって買取価格がかなり異なります。そのため、高額買取されやすいグレードについて解説し、加えて高額買取されやすいカラー、オプションについても解説します。
アクセラスポーツの人気グレード
・22XD L Package
・15XD L Package
・15S L Package
・XD
・15S プロアクティブ
以上の5つがアクセラスポーツの人気グレードです。見てもらえればわかるようにLPackageは人気が高く高額買取されやすいモデルです。LPackageモデルは3~5年落ちのものが出回っています。年式は関係なく、100万円に近い値段かそれ以上で取引されているものが多いです。その中でも特に高額で取引されているのが、22XD L Packageです。L Packagの特徴は充実した装備です。ベーシックグレードにはないより快適な運転を楽しめる装備がそろっています。誤発進抑制機能などの最近よく耳にする安全装備だけでなく、ドライバーの運転の特徴を学習し、ドライバーが疲れてきたと判断した場合アラートがなるシステムなど、安全性能が格段に上がった車両となっています。ほかにも、シートヒーター搭載で、寒い日でも快適に過ごせる車を実現しています。そのため、アクセラスポーツの中でも高額になっており、買取の際も高値がつきやすくなっています。
また、この22XD L Packageはディーゼル車となっているため、燃費もいいという魅力があります。アクセラスポーツは、ガソリン車かディーゼル車この2つのタイプから選ぶことができます。ディーゼル車である、22XD L Package は燃費がよく、ガソリン車のアクセラスポーツよりも高値で買い取られています。
ガソリン車の中で高額買取されやすいのが、15S L Packageです。ガソリン車ですが、他のガソリン車と比べると比較的燃費が良いのが特徴です。こちらも、先ほど述べたL Packageグレードです。圧倒的な安全性能が高額買取につながっています。買取価格はディーゼル車と比較すると落ち込みますが、平均して90万円程となっています。中には100万円以上で買取されているものもあります。
逆に、ベーシックグレードである15Cは買取価格が他と比べるとかなり低くなっています。安全装備が他と劣る点で、買取価格が低くなっていると考えられます。一つ上のグレードである15Sからは、自動ブレーキ、誤発進抑制機能が標準装備となっており、買取価格も15Cより、10万円以上の開きがあります。そのため、高額買取されやすいのは15Sからだと考えてもらったほうがいいでしょう。しかしながら、15Cでも十分なスペックがあるため、なるべくいい状態を保って買取に出すといいでしょう。
アクセラスポーツの人気カラー
アクセラスポーツの人気カラーを見ていきましょう
・スノーフレイクホワイトパールマイカ
・ジェットブラックマイカ
・ソウルレッドプレミアムメタリック
やはり、白と黒の定番カラーはどの車でも人気の色です。新車で車を購入する際何色にするか迷った時はどちらかにしておくと、売りに出すときに言い値が付くかもしれません。
スノーフレイクホワイトパールマイカとソウルレッドプレミアムメタリックはどちらも有償色です。他社のパールホワイトよりもよりピュアホワイトに近い色をしており、マイカの微細な粒子で、光の加減によっては少し変色する表情豊かなカラーです。高額査定につながるカラーといえるでしょう。
アクセラスポーツの人気オプション
・LEDパッケージ(15S)
「ブラインドスポットモニタリング」、「リアクロストラフィックアラート」、「LEDランプ」(2種類ございます)、「オートライトシステム」、「フロントレインセンサーワイパー」、「クローズコントロール」の以上6つから構成されています。かなり割高ですが、安全で実用性が高いオプションになるため、ついていればかなり高額査定が期待できます。
・ドライビングサポートパッケージ(15S プロアクティブ、15XD プロアクティブ)
「ステアリングヒーター」、「運転席10wayパワーシート&シートメモリー」、「運転席・助手席シートヒーター」などが装備されます。ステアリングヒーターやシートヒーターは寒い地域にお住まいの方などには、大変ありがたいオプションでしょう。こちらも査定の際にはいいアピールポイントとなるでしょう。
・セーフティクルーズパッケージ(15S プロアクティブ、15XD プロアクティブ)
「スマートシティブレーキサポート(後退用)」、「AT誤発進抑制制御(後退用)」、「スマートブレーキサポート」、「マツダレーダークルーズコントロール」、「ドライバーアテンションアラート」、「リアパーキングセンサー」以上のシステムがプラスで追加されます。安全面が格段にアップするオプションであるため、高額査定が狙えます。
・エクステリアオプション
オプションでスポイラーなどをつけることでより見た目の迫力があると高額査定が見込まれます。エクステリアのオプションはデザイン性の向上だけでなく、高速走行時の安定性が高まるため、人気のオプションとなっています。もちろん、純正品のパーツをつけておきましょう。
・ステアリングシフトスイッチ
ステアリングスポークの左右にパドルがつけられており、ステアリングを握ったままシフトアップとシフトダウンを行うことができます。下りの山道を行くときなどに役立つオプションです。