LCの買取参考相場と傾向
LCはラグジュアリースポーツクーペとして販売されており、新車購入価格は1,400万円を超えます。そんなLCは中古市場の買い取り相場は横ばいで安定しているでしょう。
LCは2012年からスポーツクーペとして発売され始めました。その4年後の2016年にはLC500が登場し、走りや室内の品質改善がされています。
そして2020年にはLC500コンバーチブルが発売され、静かな室内空間やサーキットでも、そのまま使用できる走りが特徴の車になりました。走りと室内空間が高品質なため、比較的買い取り価格も高くなりやすい車でしょう。
加えて、LCの買い取り相場は何のパッケージなのかによって価格変動が大きく、レクサスは基本的に標準モデルとスポーツモデルのSパッケージ、室内がラグジュアリーになるLパッケージの三つで構成されるパターンが多く見られます。
買い取り相場をみるとハイブリッド車よりもガソリン車の方が人気が高く、買い取り価格も高く設定されています。
ガソリン車はエンジンにV8 5000ccを積んでいるため、おのずと走りの性能が高くなるでしょう。500馬力近いハイパワーを楽しめるため、走りを大切にするユーザーから絶大な人気を誇ります。
またLパッケージよりも走行性能に特化したSパッケージの方が買い取り価格が高く設定されています。
LCの買取時の注意点
LCはレクサスの中でも比較的高めの買い取り価格がつきやすい車です。少しでも高く買い取ってもらうコツとしては大きく三つのポイントがあります。
一つ目はハイブリッドよりもガソリン車の方が高く買い取ってもらいやすいため、購入の際に売却前提で検討しているのであればガソリン車を選択する方が得策でしょう。
二つ目のポイントは、どの車にもいえますが、できる限り傷を付けず状態をよく保っておくことが大切です。
最後のポイントはカラーによって50万円以上の差が出るため、人気の白系、黒系のカラーを選択することをおすすめします。
LCを高く買い取ってもらうコツ
LCはレクサスが製造・販売するラグジュアリースポーツクーペです。スポーツクーペの中でも最上級のクラスになります。人気が高まっていることもあり、中古車市場で高く買い取ってもらいやすい車でしょう。
3年程度、所有した車であれば新車購入金額から60%程度の金額で買い取ってくれるイメージとなります。
LCはインテリアも走りも一流な車なため買い取り価格の幅が数百万から1,000万の幅が設定されていますが、基本的には1,000万以上が期待できる車です。
LCの人気グレード
◆LC500 コンバーチブル
買い取り相場:604~2,013万円
スタイリッシュなデザインが特徴的ですが、5リッターのV型8気筒の排気量エンジンを積んでいます。その走りが特徴で、サーキットでそのまま楽しめるような高性能な走破性が魅力の車でしょう。
また、LC500 コンバーチブルは最上級モデルとして位置づけられカラーバリエーションの豊富さや内装のラグジュアリーさが際立った一台です。
◆LC500h Sパッケージ
買い取り相場:320~1,276万円程度
LC500h Sパッケージは走りに特化した専用装備を装着した使用の車です。またLC500hのh
はハイブリッド車であることを示しています。アクティブリアウィングや高摩擦ブレーキパッドなど走りにこだわりたい人に人気の車種でしょう。
◆LC500 Sパッケージ
買い取り相場:342~1,920万円程度
LC500 SパッケージはハイブリッドでないLC500h Sパッケージのガソリン車バージョンです。走りに特化した専用装備はLC500h Sパッケージと同様の物が装着された車となるでしょう。
◆LC500h Lパッケージ
買い取り相場:371~1,267万円
LC500 Lパッケージは車内の空間を快適にするための装備がふんだんに用意されています。例えば、ガラスパノラマルーフ、専用セミアニリン本革シート、そして外装には21インチのタイヤが装着されています。室内の雰囲気を整え、とにかく高級感を出したい人には人気のグレードでしょう。
◆LC500 Lパッケージ
買い取り相場:390~1,558万円
LC500h Lパッケージと同じように室内空間に高級感を出したい人におすすめです。LC500h Lパッケージとの違いとしては、ガソリン車であることが挙げられます。
◆LC500h ストラクチュラルブルー
買い取り相場:320~2,047万円
2018年に発売された特別仕様車がLC500h ストラクチュラルブルーです。その特徴は青色基調のボディカラーで、光の当たり方で色合いが変わる特殊なカラーとなっています。他のグレードでは選択できないカラーなため人気も高まっています。
LCの人気カラー
LCは全部で10種類のカラーが用意されており、その中でも人気のカラーは白系、黒系、そして赤系が挙げられるでしょう。
◆LCのカラー
ホワイトノーヴァガラスフレーク
ソニックチタニウム
ソニッククロム
ソニックイリジウム
グラファイトブラックガラスフレーク
ラディアントレッドコントラストレイヤリング(メーカーオプション)
ソニックカッパー(メーカーオプション)
ネーブルスイエローコントラストレイヤーリング(メーカーオプション)
テレーンカーキマイカメタリック
ヒートブルーコントラストレイヤリング
それでは、人気のカラーを順に解説します。
◆ホワイトノーヴァガラスフレーク
透き通った洗練されたホワイトカラーがホワイトノーヴァガラスフレークです。パール系の白とは異なり、とにかくきれいな白色で、光が当たるとボディが輝くためラグジュアリーな雰囲気を味わえます。
白系のカラーはしっかりとお手入れをすれば、色合いは長持ちするし、なかなか飽きがこないカラーなため、人気が高い車です。また傷も目立ち辛い特性も選択される要因となっています。
◆グラファイトブラックガラスフレーク
レクサスのブラックカラーはツヤがあり、漆黒のイメージになります。周囲の風景が写り込むようなツヤなため、周りに強い印象を与えるでしょう。
黒系のカラーは傷も目立ち辛く、とにかくかっこよく、非常に人気のあるカラーの一つです。
◆ラディアントレッドコントラストレイヤリング
ディアントレッドコントラストレイヤリングは近年流行りの赤系カラーです。深みのある赤は落ち着いた雰囲気があり、女性はもちろん大人の男性にも似合うカラーでしょう。
LCの人気オプション
LCのオプションに関して内装、外装にわけて解説します。
【内装】
◆ブリージーブルー(内装カラー)
内装カラーをブリージーブルーに統一するオプションです。ステアリングとインパネなどを本革、アルカンターラの素材を使い、よりラグジュアリーな内装に仕上がります。
注意点としてはホワイトノーヴァガラスフレーク、ダークグレーマイカ、ソニックシルバーなど一部のボディカラーしか選択できないので事前にリサーチがしておきましょう。
◆カラーヘッドアップディスプレイ
前方ウインドシールドガラスに標識やナビの案内を映してくれるオプションです。運転中に視線を動かして標識を確認して法定速度、一方通行など探しながら確認する必要がなくなります。
目的地までナビで設定した際には、次どちらに曲がる必要があるかの案内もしてくれるため非常に便利でしょう。
◆ステアリングヒーター
真冬の早朝に運転する際には利用したいオプションです。冷たいハンドルを素手で握るのは思ったよりも辛いでしょう。ステアリングヒーターを利用すれば、その問題を解決できるし、指先が温かいと以外と体全体の寒さも軽減されるため、おすすめのオプションです。
◆リファレンスサラウンドサウンドシステム
運転中に音楽を楽しむ人が多い傾向ですが、そのような人にこそ音質へのこだわりの追及をおすすめします。レクサスではアメリカのオーディオメーカーのアンプをオプションで用意しています。
不要ノイズの除去にこだわった完璧なサウンドを楽しめるサウンドシステムがオプションで手に入るでしょう。
【外装】
◆鍛造アルミホイール
ランフレットタイヤだとブリジストンからTURANZA T005 RFTとPOTENZA S001L RFTが挙げられます。スペアタイヤが必要ないためスポーツタイプの車に多く利用されます。パンクしても80キロメートル毎時のスピードであれば160キロメートル程度までなら耐えられます。
◆ボディーカラー
オプションで2種類のボディーカラーが用意されています。赤系のラディアントレッドコントラストレイヤリングと黄色系のネープルスイエローコントラストレイヤリングが挙げられます。赤系、黄色系のカラーで道行く人の目にとどまるようなカラーとなります。