ステップワゴン(ホンダ)の買取相場・査定価格

ステップワゴン(ホンダ)の買取実績や年式・走行距離・グレードごとの相場価格をご覧いただけます。

ホンダ ステップワゴンの車種サムネイル画像

ホンダ ステップワゴンの買取参考相場

11.2万円 〜 661.9万円

下取り価格10.3万円 〜 635.4万円
年式0年 〜 2024年
走行距離0km 〜 200,000km

※2025年12月現在

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ステップワゴンの買取参考相場と傾向

現行の6代目は、まだ登場から1年半余り。パンデミックの影響による納期遅延もあり、中古車市場にも多くは流通していません。2023年12月現在の中古車市場には600台あまりしかなく、いまだ先代の5代目モデルが中古車では中心となっています。ちなみに、6代目の中古車相場平均は350万円とまだまだかなり高め。しかしこの先は新車の納車が進めば下がる一方になると予想されますので、売却をお考えなら時期としては一番おいしいタイミングでしょう。

先代の5代目は、15年に発売し22年まで生産。リアハッチゲートの3/5を通常のドアのように横開きできる“わくわくゲート”や、完全床下収納の3列目シートなど独自の機構が話題となりました。現在市場の中心は、ハイブリッドが追加された17年のマイナーチェンジ以降の後期型。5代目の流通台数の7割近くが後期型となっています。

中古車相場の一番のボリュームゾーンは後期型の18年式。220~260万円の間がもっとも流通台数が多くなります。買取市場でもこの18年式以降の人気が高く、200万円オーバーの高額買取も期待できます。一方で同じ5代目でも前期型は人気が低く、中古車市場の相場も100万円台後半が一番多くなっています。

前期型の低迷さは先代まで人気だったエアログレード、スパーダの不振がひとつの理由となっています。真正面から見たフロントのデザインが車格よりも小さく見えてしまうため、スパーダ特有の押し出し感がまったく感じられませんでした。そしてもうひとつの理由として考えられるのが、パワーユニットです。モデルチェンジ当時、1.5Lターボしか選択できなかったため燃費性能を重視するユーザーが一気に離れてしまいました。後期型ではビッグマイナーチェンジを施し、押し出し感とワイド感のあるデザインへ変更。ライバルのトヨタと同じ2モーター方式のシリーズ・パラレル型ハイブリッドを追加し、見事に販売台数を伸ばしました。

これらが、わずか3年違いで100万円以上の差が出る理由だと考えられます。前期型は当然、買取額もその分低くなってしまうと考えていいでしょう。走行距離をあまり伸ばさないうちに売却したほうがよろしいかもしれません。

4代目以前に関しては、通常の中古車と同様走行距離と年式が買取額を左右しています。低走行・高年式であればあるほど、高額買取につながりやすいといえます。

ステップワゴンの買取時の注意点

ファミリーカーのミニバンである以上、特にきれいさが評価される傾向にあります。使用感のある内外装はそれだけで避けられてしまいがちですので、日頃からメンテナンスは怠らないようにしておきましょう。

そして、多くの国産車と同様にカスタム車両はあまり好まれません。ファミリーカーという性格上、やはり好まれるのはノーマル車両です。一般の家族が購入しやすい仕様が、一番高額買取につながります。改造している箇所が多岐にわたっていないのであれば、ノーマルに戻したほうが吉と出るかもしれません。

ステップワゴンの概要

ファミリーカーとしてミニバンを定着させた立役者ともいえる、ホンダのミドルサイズミニバン。1996年にデビューした初代から数えて、現行モデルは6代目に当たります。歴代その開発にはホンダの掲げるM・M思想(マンマキシマム・メカミニマム)が徹底され、低床化フロアや格納式シートなどの最新技術をライバルより先駆けて導入。乗る人のことを最優先に考えられたクルマとして人気を博し、日本市場における3大ミドルミニバンの一角となりました。

2022年に登場した現行の6代目モデルも歴代の思想を踏襲していますが、外観には初代をオマージュしたようなシンプルですっきりしたデザインを採用。ガソリンターボとハイブリッドの2種類のパワーユニットを用意し、どんなユーザーにも受け入れられやすいファミリーミニバンへと仕上がっています。

ステップワゴンを高く買い取ってもらうコツ

国産3大ミドルミニバンとして高い人気を誇るステップワゴンですが、モデルやグレード、装備によって人気なものとそうではないものとがはっきりと別れています。現在の中古車市場は15年発売の5代目が中心です。ここからはその5代目を中心に、買取額アップにつながる人気のカラーやオプションを紹介していきます。

ステップワゴンの人気グレード

ステップワゴンの人気グレードといえば、2代目からラインアップされているエアログレードのスパーダです。5代目でもその人気ぶりは相変わらずで、特に17年登場の後期型ではスパーダが圧倒的な人気を誇ります。21年のモデル末期時の新車販売シェアは、上位3グレードがすべてスパーダ。3グレード合わせてのシェア率は69%でした。中古車市場でも、流通している後期型の7割以上がスパーダ。マイナーチェンジでのフェイスリフトが成功した証拠だといえます。

スパーダは本来エアログレードでしたが、この5代目後期型ではハイブリッドが搭載されたこともトピックになりました。ステップワゴン初のハイブリッドとなった後期型スパーダは、低燃費性能を求めていた顧客のニーズにマッチし人気を博します。現在の中古車相場を見ても、ハイブリッドのほうが1.5Lターボ車よりも高いプライスをつけていることがほとんどという状況。当然買取にもその影響は出るため、5代目ではスパーダのハイブリッド車が一番高額買取になりやすいグレードといえます。

スパーダではないノーマル系は、前期型と後期型で大掛かりなデザイン変更は行われていません。通常の中古車同様、低走行・高年式であればあるほど高価になります。台数的にも人気的にもスパーダのほうが上ですが、中古車相場はそこまで大きな差がついていません。多少安くなっているかなという程度です。買取も同じようなことがいえますので、ノーマルフェイスであることを悲観することはありません。車両をきれいに保つことや、定期点検をしっかり行うことなどの基本を守って、なるべく低走行距離のうちに買取査定することに注力しましょう。

スパーダの前期型は後期型に比べ人気がありませんが、一部例外があります。それが、ホンダのカスタムブランドでもあるモデューロが手がけたコンプリートカー「モデューロX」です。専用のサスペンションやアルミホイール、エアロパーツをふんだんに使ったコンプリートカーは、乗り心地の向上と走りやすさを重視された仕様に仕上げられていて、ノーマルグレードやスパーダ系とはまったく違う乗り味が特徴でした。車両本体が高価だったこともありますが、人気は非常に高く高額買取間違いなしのグレードといえます。

5代目のグレード名では、「ホンダセンシング」と付くことがひとつの特徴として挙げられます。ホンダセンシングとは、ADAS(先進安全運転支援システム)の名称。登場当初はメーカーオプション扱いでもあり非装着車を選ぶユーザーも見られましたが、16年5月の一部改良で標準装備が基本設定となりました。ADASは備えて安心の予防安全装備。ペダルの踏み間違いなどが多く報道されることもあり、年を追うごとに人気の装備となりました。

リセール時もこのホンダセンシングの有無で多少差が出ます。登場当初よりも現在のほうが認知度も広まっているため、ホンダセンシング付きを選ぶ顧客が多くなっています。買取では当然装着してあるほうが高価になりますので、いくらか査定にプラスされるでしょう。

ステップワゴンの人気カラー

定番色でもある白、黒、シルバーは、ステップワゴンでも人気です。シルバーはスーパープラチナMという色でしたが、どちらかというとガンメタに近いモダンスティールMのほうがシルバー系では人気があります。ファミリー向けのクルマということもあり、あまり派手な色は好まれないからでしょう。

スパーダには渋めの色が複数用意されていました。紫系のプレミアムスパイスパープルP、紺系のオブシダンブルーPなどのダークメタリック系の色も人気があります。

※M=メタリック、P=パールの略

ステップワゴンの人気オプション

登場時はオプション扱いだったホンダセンシングは、前述の通り16年5月に標準化されています(廉価グレードのBを除く)。ただ、非装着車も選べましたので、人気オプションのひとつとして数えてもいいかもしれません。装着車は買取額アップにつながるでしょう。

そのほかには、電動系のオプションが人気でした。パワースライドドアはグレードによっては片側だけ(助手席側)が標準でしたので、両側電動が人気です。ほかにもドアの下に足をかざしてハンズフリーで開けるオプションも人気の装備です。5代目ステップワゴンのリアゲートは、わくわくゲートが加えられている分かなり重量があります。この欠点を補う電動パワーテールゲートは一番の人気装備。このあたりの電動装備がひと通りそろっている個体は、買取額の上乗せが期待できるでしょう。

あとはミニバンの定番ともいえる、リアモニター付きのエンターテインメントシステムがあればプラスになりやすくなります。運転席の大型ナビゲーションもセットであればさらに高額買取が期待できるでしょう。リアシートの2列目はセパレートの7人乗りが基本ですが、ベンチシートの8人乗りもオプションで用意されていました。サードシートを収納して使う機会が多いユーザーは、ベンチシートのほうが使いやすい場合もあります。流通台数が多くないこともあり、8人乗りベンチシート仕様は高額買取になりやすいです。

セルカ編集部
監修セルカ編集部

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