N-BOX(ホンダ)の買取相場・査定価格
N-BOX(ホンダ)の買取実績や年式・走行距離・グレードごとの相場価格をご覧いただけます。

ホンダ N-BOXの買取参考相場
5.4万円 〜 392.3万円
| 下取り価格 | 4.9万円 〜 376.6万円 |
| 年式 | 0年 〜 2023年 |
| 走行距離 | 0km 〜 950,000km |
※2025年12月現在
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N-BOXの買取価格の12ヶ月の推移
N-BOXのオークション実績
N-BOXの買取傾向
ホンダの「N-BOX(エヌボックス)」は、10年連続(2015年〜2024年)で「軽自動車販売台数ランキング1位」を獲得している超人気車種です。2024年も販売は好調で、1月〜6月の合計販売台数は唯一10万台を突破し、以降もトップを独走中です。
中古車市場の流通台数は約23,000台(2025年2月時点)と非常に多く、世代・グレード・ボディカラーなどによって売却額は大きく変わります。
ここではN-BOXの特徴や買取相場、高く買い取ってもらうコツ、人気オプションなどを紹介します。
モデルの特徴と相場
N-BOXには大きく3つのモデルがあります。
- 初代モデル (販売期間:2011年12月~2017年8月)
- 2代目モデル(販売期間:2017年9月~2023年9月)
- 3代目モデル(販売期間:2023年10月~現在)
クルマは最初に販売されたモデルを「初代」と呼び、フルモデルチェンジ(デザイン・性能を刷新すること)の度に「2代目、3代目・・・」と世代数が上がります。
N-BOXは2011年に発売以降、2回のフルモデルチェンジが行われたため、現行モデル(最新型)は3代目です。
3代目 現行モデル(JF5型・JF6型)
3代目N-BOXは、2023年10月に登場した現行モデルです。プラットフォームは先代からのキャリーオーバーですが、デザイン、運転のしやすさ、快適性、安全性が格段に向上しています。
エクステリアは歴代のシンプルなフォルムを継承しつつ、丸穴デザインのフロントグリルや人の目をモチーフにしたヘッドライトを使用し、より親しみやすくなっています。
インテリアデザインは先代から大幅に刷新。グレージュ基調の明るいカラーと、ぬくもりのある質感のインパネトレーなどで自宅のリビングのような仕上がりです。合わせて、インホイールメーターとホンダ軽初の7インチTFT液晶メーターを採用し、ダッシュボードをフラット化。開放的な視界と先代から継承した高いアイポイントの相乗効果で、車幅や車両の動きを把握しやすくなりました。
ADAS(先進運転支援システム)「Honda SENSING」も全タイプに標準装備され、従来機能に加えて、近距離衝突軽減ブレーキ・急アクセル抑制機能が新たに追加されました。
車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダコネクト)」を、ホンダの軽自動車として初めて採用したことも現行モデルの特徴です。
3代目のグレードは「N-BOX」「N-BOX ファッションスタイル」「N-BOX スロープ」の3つ。これらにタイヤの駆動方式(FF/4WD)を組み合わせた6種類がラインナップされています。
「N-BOX」はベースグレードで、装備・デザインともに最もシンプルなモデルです。
「N-BOX ファッションスタイル」は、基本のN-BOXを個性的なデザインに仕上げたモデルです。基本性能、安全・快適装備はN-BOXと変わりませんが、ボディカラーの選択肢とエクステリアデザインが変更されています。
ボディカラーは、基本のN-BOXが「プラチナホワイト・パール」や「メテオロイドグレー・メタリック」など6色から選べるのに対し、ファッションスタイルは「オータムイエロー・パール」など3色のみです。
エクステリアデザインは、ドアミラーやアウタードアハンドルにオフホワイト塗装が施されるほか、ホイールキャップが「ボディ色+オフホワイト」の2トーンになります。
「N-BOX スロープ」は、福祉用途向けのグレードです。スロープ・電動ウインチ・ウインチ操作用リモコン・車いす固定ベルトなど、車いすを積み込むための専用装備が搭載されています。これらの装備がリアシート後部に設置されるため、客室内寸法の長さ方向が約300mm短くなります。
なお、N-BOXには上記以外の別車種として、エクステリア・インテリアの質感をアップさせた「Custom(カスタム)」や、ターボエンジンを搭載して走行性能を高めた「Custom ターボ」などもあります。
2025年3月現在、3代目N-BOXの買取相場は「100〜160万円」です。現行モデルは発売から1年半ほどしか経っていません。2年落ち・走行距離1〜2万km程度なら、よほど状態が悪くない限り100万円程度の買取価格は期待できるでしょう。また、ベースグレードのN-BOXより、ファッションスタイルの方が買取価格は上がる傾向にあります。
2代目 先代モデル(JF3型・JF4型)
2代目は、2017年9月〜2023年9月まで販売されたモデルです。初代からのフルモデルチェンジにあたり、ボディからエンジンまで全体的なアップグレードが図られました。
ボディはフレーム構造と材質変更で大幅な剛性アップを実現。車両重量は初代モデルより60kg軽量化されています。エンジンは新設計され、燃費性能が1.4km/L向上しました。
2代目の最大の特徴は、生活・利用スタイルに合わせて選べる3つのシートがラインナップされたことです。それぞれ次のような特徴があります。
- ベンチシート:多彩なシートアレンジで買い物から旅行まで、幅広いシーンに対応可能
- スーパースライドシート:助手席のスライド範囲が広く、乗り降りの自由度が広がる
- スロープ:車いすを積める広い荷室があり、スロープと電動ウインチで楽に乗り入れ可能
2024年11月現在、2代目モデルの買取相場は「30〜390万円」です。
3代目の登場で「型落ち」となったものの、ターボ仕様車・特別仕様車・コーディネートスタイルなど付加価値の高いものは高額査定が期待できます。
初代モデル(JF1型・JF2型)
初代は2011年12月〜2017年8月まで販売されたモデルです。運転のしやすさ・安全性・利便性・外観デザインまで、子育て期の女性にとことんフォーカスした設計がなされました。
子どもの世話をしたり、チャイルドシート・ベビーカー・まとめ買いした荷物を置いたりする広いスペースを確保するため、エンジンとトランスミッションを徹底的にコンパクト化。軽自動車最大級の広い室内を実現しました(2011年当時)。
特に室内高は「140cm」と、大型ミニバン(例:アルファード・ヴェルファイア)に匹敵する高さを確保し、子どもが立ったまま着替えることも可能です。
リアシートを倒せば大人向けの27インチ自転車を積み込め、低床設計とスライドドアの採用で子どもも楽に乗り降りできます。
また、室内の随所に収納スペースを設け、運転しやすいよう視界の広さや目線の高さにも配慮するなど、女性に嬉しい機能が数多く盛り込まれました。
2024年11月現在、初代モデルの買取相場は「5〜200万円」です。初代モデルは年式(新車登録からの経過年数)が古く、走行距離も多いため、3代目・2代目より査定額は下がります。特に「走行距離が10万kmを超える」「ワンオーナーでない」「室内にタバコ臭がある」など、状態が良くない場合は10万円を切ることもあります。
N-BOXの豆知識
概要
N-BOXは「スーパーハイトワゴン」と呼ばれる軽自動車です。明確な定義はありませんが、一般的に「全高1,700㎜以上」「後部にスライドドアを装備」「室内空間が広い」などの特徴を持つ軽自動車を指します。スズキの「スペーシア」、ダイハツの「タント」、日産の「ルークス」などがライバル車となります。
「日本の暮らしに適した新しい乗り物を創造する」という理念と、ホンダの「M・M思想(人のためのスペースは最大に・メカニズムは最小に)」をベースに開発が進められ、ユーザーの暮らしにとことん寄り添ったクルマに仕上がりました。
N-BOXは以下のような特徴や機能をもち、広さ以外に使い勝手や安全性にもこだわっています。
- 大人4人がのびのび過ごせる広くて高い室内
- 荷物の出し入れ・子どもの乗せ降ろしが楽な大開口スライドドア
- 広い空間を自由に使いこせる多彩なシートアレンジ
- 心地よい肌触りと適度な「受け止められ感」を実現するシート
- 駐車時の死角を減らす「ピタ駐ミラー」
- 上り坂での発進時にクルマの後退を防ぐ「ヒルスタートアシスト機能」
- ボタンひとつでエンジン始動できる「プッシュエンジンスタート機能」
2011年の終盤に発売されたため、2011年の販売台数は「2,860台」とふるいませんでしたが、翌2012年は21万台以上を売り上げる大ヒットとなり、軽自動車販売台数ランキングでは一気に2位へ浮上しました。
人気の高さと優れた性能が評価され、2017年の日本カーオブザイヤーで「スモールモビリティ部門
賞」を受賞。さらに同年、車体の軽量化技術で「RJCテクノロジーオブザイヤー」にも選ばれました。
2020年には、一般社団法人日本マザーズ協会が主催する、子育て中のママ・パパが「ほかのママ・パパにも使ってほしい」と思う商品やサービスを選ぶ「マザーズセレクション大賞」も受賞しています。
N-BOXを高く買い取ってもらうコツ
N-BOXはファミリー層を中心に幅広いユーザーから支持されるクルマです。
家族で乗る機会が多いため、安全性能と内装の清潔感・エンジンの状態が特に重視されます。
ここではN-BOXを高く買い取ってもらうために大切なことを3つ紹介します。
1.安全性能の高さ
N-BOXは「自動車安全性能2023」で最高ランクの「ファイブスター賞」を獲得するなど、高い安全性能をもつ軽自動車です。
衝突時の衝撃を吸収・分散して乗員を守る安全設計ボディに、急ブレーキ・旋回時にクルマの動きを安定させる制御システム「VSA(ビークル・スタビリティ・アシスト)」を搭載。
2代目からはADAS(先進運転支援システム)の「Honda SENSING(ホンダセンシング)」も全グレードに標準装備されました。ホンダセンシングとは、車体の前後に配置されたセンサーやカメラが周囲の状況を検知し、ドライバーに危険を知らせたり、自動ブレーキを掛けたりするシステムのことです。
2024年11月現在、ホンダセンシングにはシーン別に18種の機能が存在し、そのうち13種がN-BOXに搭載されています。たとえば、次のような機能です。
- 「標識認識機能」 :標識の内容をシステムが認識し、運転者に注意を促す
- 「急アクセル抑制機能」 :ブレーキとアクセルの踏み間違いによる急加速を防止
- 「近距離衝突軽減ブレーキ」 :障害物に近づきすぎると自動ブレーキをかける
- 「歩行者事故低減ステアリング」:歩行者に近づきすぎるとステアリングを自動操作して回避
- 「パーキングセンサーシステム」:障害物との距離を運転者に知らせてバック駐車を支援
いずれも街乗りや駐車に役立つ機能で、日常使いがメインのN-BOXには欠かせません。
「子どもを乗せるクルマは安全性能を重視したい」というユーザーも多いため、ホンダセンシングが搭載された2代目以降のN-BOXは良い査定が期待できます。
2.内装をきれいに保つ
クルマの売却を考えるなら、内装を使用感の少ないきれいな状態に保つことが大切です。
N-BOXのメインユーザーのファミリー層や女性は、中古車選びの際に室内の清潔感を重視します。
特に異臭(タバコ臭・ペット臭・芳香剤)やシートの汚れ・破れは嫌がられるため、車内でタバコを吸わない・ペットを乗せない・キツイ芳香剤を使わないなどを心がけましょう。
シートにこぼした食べ物や飲み物はすぐに掃除し、穴あきを防ぐため市販のシートカバーを使うのもおすすめです。
また、豊富なシートアレンジもN-BOXのウリのひとつです。シートの動きがスムーズでなかったり、操作レバーに異常があったりすると査定に響くため、普段から丁寧に扱って正常な状態を維持しましょう。
3.良好なエンジン状態を保つ
エンジンの状態も査定に大きく影響するため、良好な状態を維持しましょう。
エンジンを長持ちさせるには、次の4つが大切です。
- 始動直後の急発進・急加速・空ぶかしをしない
- 長時間アイドリングしない
- エンジンオイルは定期的に交換する
- 最低でも週に1回、30分以上走らせる
法定点検(12ヶ月点検・24ヶ月点検)も合わせて実施すると、エンジンに不具合があった場合でも早期
発見・修理できます。
ターボ仕様車は需要が多く、新車価格が高いこともあり、良い状態を保てば高く買い取ってもらえます。ただし、NAエンジンと比べるとエンジンオイルが劣化しやすいため、メーカーが推奨するオイルの種類や交換頻度を守りましょう。
N-BOXの人気カラー
現行型N-BOXの人気カラーは、定番の白と黒です。
白のラインナップは「プラチナホワイト・パール」と「プレミアムサンライトホワイト・パール」のふたつ。「プラチナホワイト・パール」は真珠のように輝く美しい白で、温かみと高級感があります。
一方「プレミアムサンライトホワイト・パール」は少し青みが掛かっており、光の当たり方によって白に見えたり、水色やシルバーに見えたりします。この色を選ぶには55,000円の追加料金が必要ですが、ほかとは違う特別感があるため、個性を出すことができるカラーとして人気があります。
そして白と同様、黒も不動の人気カラーです。
N-BOXに採用される「クリスタルブラック・パール」は単純な黒ではなく、独特の輝きをもちます。美しい黒光りが高級感・重厚感を演出してくれるため、見栄えも申し分ありません。追加料金不要で選べるのも魅力です。
もし「クリスタルブラック・パール」が物足りない場合は「トワイライトミストブラック・パール」も選択肢のひとつです。ホンダの上級ミニバン「ステップワゴン」に採用されているカラーで、抜群の高級感をもちます。暗い場所ではブラック、日の当たる場所ではパープルに見えるなど、色の変化を楽しめる色です。
N-BOXの人気オプション
N-BOXでは内外装をオシャレにしたり、安全性を高めたりするオプションが人気です。
ここでは、特に人気の高い「無限」と安全に関する純正オプションをふたつ紹介します。
1.無限(MUGEN)
「無限」とは株式会社M-TECが手掛ける、ホンダ車のカスタムブランドです。ホンダ創業者の長男が設立した会社で、資本関係は一切ないもののホンダと深いつながりがあります。
オリジナルデザインのフロントグリル(ヘッドライト間の格子状の部品)・エアロパーツ・アルミホイールなどが用意され、力強く高級感のある雰囲気に仕上げられます。
また、査定で有利になりやすいのも「無限」の魅力です。
通常、クルマの売却査定ではメーカー純正品以外のカスタムパーツが付いていると評価が下がります。しかし「無限」はホンダ公式サイトでも紹介されるなど、扱いはメーカー純正品と同等のため、高価買取が期待できます。
2.安全性オプション
N-BOXの安全性オプションで人気なのは次の2つです。
- 両側電動スライドドア
- あんしんパッケージ
N-BOXの後部ドアは、左右ともに電動スライドドア(パワースライドドア)が基本です。
しかし、一部グレードでは左側のみ電動スライドドアで、右側はオプション設定となっています。
電動スライドドアには次のようなメリットがあり、人気が高い装備です。
- 半ドアにならない
- 隣のクルマにドアをぶつける心配がない
- 力が弱い子どもや高齢者でも楽に開閉できる
- 左右どちらからでもスムーズに乗り降りできる
また、挟み込み防止機能が付いているため、手や指を挟む危険が少なく安全性にも優れます。
ふたつめの「安心パッケージ」とは初代N-BOXのオプションで、2013年12月のマイナーチェンジで追加されました。
このオプションでは、次の3つがセットになっています。
- シティブレーキアクティブシステム(衝突軽減ブレーキ+誤発進抑制)
- 前席用i-サイドエアバッグシステム
- サイドカーテンエアバッグシステム
「シティブレーキアクティブシステム」とは街乗りを想定した安全機能で「ホンダセンシング」の前身ともいえます。
フロントガラス上部に装備されたレーダーが前方を常に監視。渋滞時などの低速走行中、前方車両に近づきすぎると自動でブレーキをかけ、衝突を回避・軽減します。また、前方に障害物がある状況で誤ってアクセルペダルを踏み込んだ場合の急発進も防止します。
「サイドエアバッグ」と「カーテンエアバッグ」は横方向からの衝突に備えるエアバッグです。
サイドエアバッグは乗員の胴体への衝撃を吸収し、カーテンエアバッグは乗員の頭部を守りつつ、車外への飛び出しや窓ガラス飛散による怪我も防ぎます。
初代N-BOXには「ホンダセンシング・サイドエアバッグ・カーテンエアバッグ」のいずれも標準装備されていません。
そのため、初代N-BOXに「あんしんパッケージ」が付いていると査定アップにつながります。
N-BOXの人気グレード
N-BOXの人気グレードは次の2つです。
- 2代目「G・L ホンダセンシング」
- 初代 「G・Lパッケージ」
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 2代目「G・L ホンダセンシング」
「G・L ホンダセンシング」は、エントリーグレード「G ホンダセンシング」の装備を充実させたグレードです。
運転席の高さを調節できる「ハイトアジャスター」、車速に応じてワイパーの動作間隔を自動変化させる「車速連動間欠/バリアブル間欠機能」のほか、電動スライドドア(リア左側)も標準搭載されました。
半ドアを防ぐ「イージークローザー」付きで、女性や高齢者、子どもでも確実にドアを閉められます。
エントリーグレードと共通のボディカラーに加え、「ピーチブロッサム・パール&ホワイト」などの2トーンカラーがラインナップされたのも特徴です。
なお、N-BOXは2代目からADAS(先進運転支援システム)の「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が標準化されたため、グレード名に「ホンダセンシング」が併記されています。
2. 初代「G・Lパッケージ」
初代N-BOXのエントリーグレード「G」の装備を拡充したモデルです。
「G」とは主に以下の点が異なります。
- ドアミラーウィンカーあり
- リア左側のパワースライドドアを標準装備
- 純正ナビと連動するリアカメラ・ETC車載器が付属
- フロントワイパーは車速連動間欠/バリアブル間欠機能付き
- オプションでオートレベリング・オートライト機能付きヘッドライトを選択可能
上記のほか、前後左右すべての窓に「IRカット(遮熱)/UVカット機能付きガラス」を採用するなど、女性や子どもにも優しい設計となっています。

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