CR-Vの買取参考相場と傾向
ホンダ C-RVの買取相場は、現行モデルであればそれほど大きく買取価格が落ち込んでいるわけではありません。
4代目辺りまでは中古車市場でも高く評価される傾向にあり、買取価格も100万円以上は期待できるでしょう。
一方で3代目以前のモデルになると、需要が少なく、国内での人気は低い状態にあります。
そのためせいぜい50万円代が関の山といったところ。
3代目以前のC-RVに関しては、高額査定を狙うよりも、これ以上価格が落ちないうちに査定に出すことをおすすめします。
また、4代目・5台目のCR-Vであっても、走行距離がかさんでくるとあまり高額での査定が期待できなくなってしまいます。
タイミングはさまざまですが、概ね5万km以内が高額査定につながるタイミングと言えるでしょう。
年式が古くならないうちに査定に出すことも、高額査定への近道です。
ただし、2022年7月に新型CR-Vが正式に発表されたため、今後型落ちとして買い取られる可能性があります。
2018年に2年ぶりに日本市場に戻ってきた5代目CR-Vは、一定の人気を獲得していました。
しかし2021年12月23日に一部新聞で報道されたホンダ・ビジネスミーティングにおいてインサイト、シャトルとともにC-RVの2022年度での生産終了を発表しました。
正確な日時はまだ判明していないものの、11月頃には新型SUVと入れ替わる形で生産を終了すると予想されています。
ただし国内での販売が終了するのみで、グローバル向けの世界戦略モデルは継続して販売されることも決定しています。
今後日本では購入できなくなってしまうため、中古車市場の需要が高まる可能性は十分に考えられるでしょう。
ちなみに、C-RVと入れ替わりで投入される新型SUVは、CR-Vとヴェゼルの中間に位置するモデルと予想されています。
ここまでは海外市場で販売をされるとされているものの、5代目CR-Vのように数年たってから日本市場に復帰するというケースも十分にあり得ます。
また、直接CR-Vが登場しなかったとしても後継車種が登場することで型落ちに近い評価を受けてしまう可能性もぬぐい切れません。
いずれにしても新型の登場、もしくは後継車種の登場は現在のCV-Rの相場に大きな影響を与える可能性があるのは事実です。
大幅に価値を落としてしまう可能性もあり、売却を悠長に構えている暇はあまりないと言えるでしょう。
CR-Vの買取時の注意点
ホンダ CR-Vの買取時の注意点は、車内の掃除をきちんとしておくことです。
CV-Rはアウトドアで利用するユーザーも多く、また家族の乗り物として使用することを想定して購入する層も一定数存在しています。
これらの購入層が強く意識するのは内装の美しさです。
車内に汚れが溜まっていたりすると、あまり高額査定に結び付かない可能性があります。
小石や砂などは掃除機で吸う、泥などは洗剤を使って落とすなどの工夫が必要です。
また、車内のニオイに対しても注意をしておかなければなりません。
タバコや食べ物のニオイは、査定において減点対象となってしまいます。
芳香剤を使用しているから大丈夫と思わずに、常に環境を整える意識で掃除をしておくことをおすすめします。
CR-Vを高く買い取ってもらうコツ
ホンダ CR-Vは日本の自動車メーカー・ホンダが製造販売するミドルサイズクロスオーバーSUVです。
現行モデルは2016年から発売された5代目に相当し、ホンダのミドルサイズSUVの一角を担っています。
2016~2018年にかけては日本国内で販売はされておらず、一時期海外限定のモデルとして存在していました。
2022年8月に生産を終了しましたが、欧米では引き続き生産されることになっています。
そんなCV-Rの人気ポイントを見ていきましょう。
CR-Vの人気グレード
ホンダ CR-Vの人気グレードは、以下の5つです。
EX マスターピース
EX ブラックエディション
EX
20G レザーパッケージ
24G レザーパッケージ
人気グレードである「マスターピース」は、メーカーオプションがセットでついているグレードです。
ベースグレードである「EX」との価格差は約30万円で、個別にオプションを選択して装着するよりもかなりお得な組み合わせとなっています。
なかにはCR-Vで人気の高い本革シートも含まれているため、必然的に「マスターピース」は高額で買い取られる確率が高い1台です。
それ以外の運動性能や居住性は大きな違いはなく、メーカーオプションをフルセットで装備しているか否かの違いだけです。
それでも個別で購入すれば高額な買い物になってしまうオプションが勢揃いしている「マスターピース」は、中古車として人気も非常に高くなっています。
「マスターピース」の買取相場は270~300万円になることもあり、CV-Rの中でもダントツのリセールを誇っています。
また、ベースとなった「EX」も比較的高いリセールで取引されており、その価格は200~250万円程度です。
ホンダが製造・販売しているミドルクラスSUVですが、ヴェゼルよりも大きな車格を有しているため、ゆとりのある車内空間を実現できています。
SUVという形状であるものの、そのゆとりからミニバンのような使い方が出来るのもCR-Vの大きな特徴です。
ガソリン車には7人乗り仕様が存在し、大人数で乗ることが多い場合はガソリンエンジンモデルを選ぶ必要があります。
ハイブリッドモデルは5人乗りが限界ですが、一般的な家庭であれば5人乗りでも十分。
そもそもの室内空間も非常に広くとられているため、乗り心地が悪かったり、窮屈に感じたりすることはないでしょう。
なお、上記で挙げたグレード以外のCV-Rはあまり高額で査定してもらえない傾向があります。
背景には一時的に日本市場からの撤退を余儀なくされるほど販売実績がよくなかったことが挙げられるでしょう。
いかに海外市場で人気であっても、売れない日本で作って販売していても仕方がありません。
そんな状況を鑑みてか、中古車市場でもあまり高額での取引が行われていないのが現実です。
車そのもののコンディションなどにも大きく影響される点ではあるものの、大前提としてあまり日本では流行しなかった車であることを念頭に置いておいたほうが良いかもしれません。
CR-Vの人気カラー
ホンダ C-RV の人気カラーは以下の3色です。
プラチナホワイト・パール
クリスタルブラック・パール
スーパープラチナグレー・メタリック
全部で6色のカラーバリエーションがあり、あまり華美なものはありません。
どちらかと言うと落ち着いたボディカラーが多い中で、鉄板と言われるボディカラーが人気を独占している状態です。
この3色は無難なボディカラーとも呼ばれており、乗り手の性別や年齢を問わず乗りやすいとされる色でもあります。
中古車市場でも車種に関わらず、ブラック系・ホワイト系・グレー系の人気が高く、高額査定につながりやすい特徴があります。
ボディの外観が美しければ多少なりプラスに働くことはあるため、ボディカラーにかかわらず洗車やワックスは定期的にやっておくことをおすすめします。
CR-Vの人気オプション
ホンダ C-RVの人気オプションは「本革シート」と「電動パノラミックサンルーフ」の2つです。
先述の通り「マスターピース」を選択していれば、これらのオプションは別途購入する必要がありません。
「本革シート」は、CR-Vの室内をラグジュアリーに見せる効果があり、高い人気を誇っています。
「マスターピース」を選択しなかった購入者でも、別枠で「本革シート」を取り付けるほど人気が高いのが特徴です。
もうひとつの「電動パノラミックサンルーフ」は、日本国内ではそれほど需要がありません。
しかし、輸出用として買い取られるCR-Vでは、電動パノラミックサンルーフの有無で高額査定になるか否かが決まると言っても過言ではないほど人気があるのです。
サンルーフは国外での人気が非常に高く、装備されていれば年式・走行距離が多少多くても高額査定につながる可能性があります。
査定前にはシートの破れや汚れがないかを確認するとともに、サンルーフが正常に作動するかどうか確認しておきましょう。
CR-Vはグレードによって装備できるオプションが異なるため、一概にどのオプションがあれば高額査定につながるかの判断が難しい車でもあります。
ただ、わからなかったとしても査定員にチェックしてもらうことはできます。
いくらぐらいで売れるのかを知りたいのであれば、売る・売らないに関わらず査定にだしたほうが良いでしょう。