シボレーコルベットの買取参考相場と傾向
シボレー コルベットの買取相場は、数十万円から数千万円という幅広い買取価格帯で推移しています。
これほど買取相場に幅があるのは、世代や車両の状態が影響しているからです。
世代別の買取相場を見てみると、初代C1コルベットから1980年代のC3コルベットまでは、クラシックカーとしての価値が高い状態となっています。
C1コルベットからC3コルベットは、車両のコンディションによりますが、1,000万円前後で買取されているケースが多く見受けられます。
4代目C4コルベットは、外装や内装の状態がきれいに維持されていれば、数百万円で買取される可能性もあるでしょう。
しかし、走行距離が伸びていたり、外装や内装のコンディションが良くない場合には数十万円で買い取られているケースも見られます。
5代目C5コルベットは、4代目C4コルベットと同様に外装や内装の状態、走行距離によって買取額が変動しているといえるでしょう。
C5コルベットの買取相場は、数十万円から数百万円の価格帯が目安となります。
6代目C6コルベットは、乗り心地を司るサスペンションに「マグネティックセレクティブライドコントロール」を採用していたり、新しいトランスミッションを組み合わせたりしたことでスポーツカーらしい走りを実現していることからも人気があります。
そのため、買取相場は数百万円から1,000万円前後です。
また、カスタマイズされた車両も流通し、優れた走行性能を発揮するカスタムカーは高価になる傾向が見られます。
7代目C7コルベットは、FRレイアウト最後のコルベットであることや内装の質感が高いことが特徴です。
ラグジュアリーなエッセンスが加わったことで、買取相場も高値を維持しています。おおよその相場は500万円前後から1,000万円前後です。
8代目C8コルベットは、2021年時点で現行モデルであることや経過年数が短いことから、高い買取価格帯で推移しています。
おおよその買取相場は現時点(2022年10月時点)で1,000万円以上です。今後、流通台数の変化やグレード体型の変更、マイナーチェンジなどにより買取相場が変動する可能性があるといえます。
1950年代から続くコルベットは、外装や内装の状態がきれいに保たれていると高値で買取されることがほとんどです。
そのため、定期的に清掃や洗車などのメンテナンスを欠かさずに行い、適宜点検や整備をして良好なコンディションを維持しておくことが高値で買取されるためのポイントといえるでしょう。
シボレーコルベットの買取時の注意点
シボレー コルベットを高く売るためには、外装や内装の状態をきれいにしておくことが重要です。
定期的に洗車をして、ワックスやコーティングを施し、汚れやシミが残らないようにしておきましょう。
内装は、傷や汚れがあると買取時にマイナス評価になってしまう可能性があります。
特に、レザーシートの場合には、レザーの割れ、レザーのカラーによっては色移りなどに注意が必要です。レザーシートは査定でもプラス評価になるポイントであることから、定期的に清掃をして、必要に応じてレザーのメンテナンスをしておくと高く売ることができるでしょう。
正規輸入されたコルベットの場合は、整備手帳(点検整備記録簿)や取扱説明書などの書類が揃っていると査定時の評価が高くなります。書類関連は大切に保管しておきましょう。
シボレーコルベットを高く買い取ってもらうコツ
シボレー コルベットは、アメリカの自動車メーカーであるゼネラルモーターズによって1954年に販売が開始されたピュアアメリカンスポーツカーです。
特徴は、アメリカ車ならではの大排気量エンジンとスペック追及にあります。
モデルを経るごとに性能拡大が図られたエンジンは直線では驚異のラップタイムをたたき出します。
一貫してこだわり続けるロングノーズスタイルのボディも特徴で、軽量素材など特殊素材の導入や車重配分を50:50に近似化してきた歴史も変わらないこだわりとして知られているのです。
シボレーコルベットの人気グレード
シボレー コルベットは新車では高性能グレードであるZ06が人気です。
中古車市場では、ZR06のほか同じく高性能モデルのZR1に高い需要があります。
次点でエンジンは標準スペックながら外装や足回りが強化されている「グランスポーツ」、最後にZ51とつづきます。
トランスミッションはマニュアル車が人気で買取査定額は高くなりがちです。
いずれの世代も高い運動性能を秘めたハイパフォーマンスモデルの人気が高いといえるでしょう。
また、初代のC1や2代目のC2など1980年代までのモデルは、クラシックカーとしての価値が評価され、高値で買取されている傾向がみられるため、グレードが買取に影響することがほとんどありません
。ただし、車両の状態が買取に大きな影響を及ぼすことから、年式が古いコルベットは、外装や内装に傷みがないよう大切に保管しておくことをおすすめします。
もし外装や内装に傷や傷みがある場合でも、車そのものの存在に価値があることが多いため、多少の不具合がある状態であっても買取価格が提示されるでしょう。
コルベットは、5代目にあたるC5から限定車を積極的にリリースしています。
特別な装備が豊富な台数限定車もあることから、限定車は高値になる可能性が高いです。
例えば、6代目C6に設定された「Z06カーボンリミテッドエディション」、7代目C7に設定されたウェブ限定で注文ができるスペシャルモデル「Z51 3LT RS‐Y(イエロー)」、「Z51 3LT RS‐R(レッド)」、「Z51 3LT RS‐G(グレー)」、「Z06 RS‐Y(イエロー)」、「Z06 RS‐R(レッド)」、「Z06 RS‐G(グレー)」などは、希少なモデルであると評価される可能性が高いため、高額買取になるケースもあるでしょう。
ここまで見ると高額査定が難しくない車に見えますが、種類が多いために一概にすべて高額査定につながるわけではありません。
年式に幅があるため、ものによっては数十万円の価格帯になってしまうことも珍しくない状態です。
特に年式が古く、走行距離も嵩んでいる個体は高額査定が難しい傾向にあります。
輸入車専門の買取店であれば多少プラス評価を受けられる可能性もありますが、現実問題としてすべてのコルベットが高額査定されるわけではないことを覚えておきましょう。
輸入車専門の買取店に買い取ってもらうのであれば、中古車買取オークションのセルカを活用してください。
全国6,000店の買取店が、車の状況を考慮してオークション形式で入札します。
一般の中古車市場よりも高額で買い取ってもらえる確率も上がるため、ぜひ一度相談してみてください。
シボレーコルベットの人気カラー
シボレー コルベットのボディカラーは、「ホワイト」、「ブラック」、「レッド」の人気が高く、次いで「イエロー」、「オレンジ」、「グレー」、「シルバー」などのカラーが続きます。
アメリカンマッスルスポーツカーであるコルベットは、世代を重ねるたびにインテリアの質感を高めている傾向があるため、新しい世代ほど高級感を際立たせる「ホワイト」や「ブラック」の人気が高くなっているといえるでしょう。
「レッド」や「イエロー」などスポーツカーらしさを主張できるカラーも一定の人気があることから、塗装の状態がきれいに保たれていれば、高値で買取されます。
クラシックカーの部類になる1980年代までのコルベットは、ボディカラーが買取に影響することがほとんどありません。
クラシックカーの場合には、ボディのサビや塗装の褪せ・剥げがあると評価が下がってしまう可能性があるため、保管状態に注意しましょう。
シボレーコルベットの人気オプション
シボレー コルベットのオプションでは、専用ブレーキシステムや高機能ショックアブソーバーなどで足回りが強化される「パフォーマンスパッケージ」が人気です。
ほかにも、標準仕様より多段階なトランスミッションシステムや特殊素材を用いて独自性あるエクステリアにカスタムできる「カーボンパッケージ」も人気があります。
オプションの数が多く、どれが人気とはなかなか言いにくい状況です。
基本的にハイグレードの車であることから、純正オプションに対する評価は高く、状態がよければ高額査定のきっかけにもなるでしょう。
先に説明した「パフォーマンスパッケージ」「カーボンパッケージ」はその最たる例で、後付けでの装着が難しい車でもあります。
また、日本国内で販売されている社外品では装着できないものも多く、純正以外に選択肢がないことも珍しくありません。
オプションそのものの評価額が異常に高いと言うことはありません。
しかし、高額査定を狙うのであればオプションはないよりもあったほうが良いでしょう。
ちなみに、ドライブレコーダーなどの後付け可能なものは社外品でも評価してもらえることがあります。
しかし、純正と比較すると高額査定が難しい可能性もあるため、一度査定依頼をして売却するかどうかを検討してみるといいでしょう。